明治安田生命J1リーグは18日、第30節のFC東京vs京都サンガF.C.が行われた。
3試合未勝利の暫定9位・FC東京と2試合未勝利の15位・京都による一戦。国立競技場で開催されたこの試合では山下良美主審が初めて女性としてJ1の舞台で笛を吹いたことも注目された。
FC東京はレアンドロやディエゴ・オリヴェイラ、松木玖生ら、京都は豊川雄太やピーター・ウタカ、川﨑颯太らを先発起用。試合の立ち上がりはFC東京が主導権を握る形で進行していく。
勢いを保つFC東京は28分にスコアを動かす。ボックス手前左でボールを受けたレアンドロがワントラップして右足を一閃。強烈なシュートがバー、右ポストを叩いて地面のバウンドし、上部のネットに突き刺さった。
ビハインドで試合を折り返した京都はハーフタイムにP・ウタカと木村勇大を入れ替える。後半早々の49分にも足を気にした様子だった武富孝介が交代を余儀なくされて福岡慎平を送り出す。
その後もFC東京の攻勢が続く中、京都は57分に松田天馬に代えてパウリーニョ、67分に豊川に代えてアラン・カリウスを起用。追加点が欲しいFC東京も69分にD・オリヴェイラとレアンドロに代えてルイス・フェリッピ、76分に塚川孝輝とバングーナガンデ佳史扶に代えて三田啓貴と中村帆高を投入する。
そして78分、京都陣内中央付近でボールを持った三田が左足を振り抜いて強襲。GK上福元直人が弾いたところに反応したアダイウトンが追加点を決め切った。アダイウトンはこれでリーグ戦10得点目としている。
試合はFC東京がリードを保ったまま終了。FC東京はホームゲーム史上最多の入場者数50,994人を記録した一戦で4戦ぶりの白星を飾ることに成功した。一方の京都は3戦未勝利かつ連敗となり、J1参入プレーオフ圏の16位に後退している。
■試合結果
FC東京 2-0 京都サンガF.C.
■得点者
FC東京:レアンドロ(28分)、アダイウトン(78分)
京都:なし
