明治安田生命J1リーグでは29日、第29節の横浜F・マリノスvsヴィッセル神戸が行われた。
ここまで16勝6分け6敗の2位・横浜FMが、16勝7分け5敗で首位に立つ神戸をホームに迎えた一戦。勝ち点1差で迎えた頂上対決に向けて横浜FMはエウベルやアンデルソン・ロペス、西村拓真ら、神戸は大迫勇也や武藤嘉紀、山口蛍らを先発起用した。
一進一退の攻防が続く20分、ボックス右の武藤が左足でボレーシュートを浴びせたがエドゥアルドが身体を入れる形でブロック。これがVARオンフィールドレビューの末にファウルによるPK判定となり、キッカーの大迫が確実に沈めた。大迫はこれで今季得点数を得点ランキング単独トップの「20」に伸ばす。
さらに前半終盤の43分、神戸ボールの右CKからキッカーの初瀬亮が左足で高精度のクロスを供給。中央で競り合いを制した武藤が頭で合わせて追加点を奪取する。
2点ビハインドで試合を折り返した横浜FMだったが選手交代はなしで後半へ。対する神戸もスタメンから変更しないまま後半へと突入した。
後半の立ち上がりも神戸が攻勢をかけるが横浜FMも65分に反撃。ボックス手前中央の松原健が左足を振り抜いて強烈なシュートを枠に飛ばしたがGK前川黛也に阻まれる。
両チームは直後に選手交代。横浜FMは西村に代えてナム・テヒ、神戸は大迫と初瀬に代えてジェアン・パトリッキとマテウス・トゥーレルを送り出した。
その後も宮市亮や水沼宏太など続々と攻撃のカードを切っていく横浜FMだったが83分には神戸に決定機が訪れる。ボックス手前中央で落としのボールを受けた山口が右足でシュート。しかし、GK一森純が弾いてしのいだ。
結局、神戸が2点のリードを保ったまま試合終了。首位攻防戦を制して連勝を飾った神戸が首位を保ち、2位・横浜FMとの勝ち点差を残り5試合時点で「4」に広げた。
■試合結果
横浜F・マリノス 0-2 ヴィッセル神戸
■得点者
横浜FM:なし
神戸:大迫勇也(23分)、武藤嘉紀(43分)


