明治安田生命J1リーグ第29節が11日に行われ、12位北海道コンサドーレ札幌と最下位ジュビロ磐田が激突した。
試合は前半から札幌が攻勢をかける。10分、ゴール右で得たFKを福森晃斗が直接狙う。カーブのかかった見事な軌道のボールがゴール右上に吸い込まれ、先制点を奪う。
さらに21分、田中駿汰、興梠慎三とつないで、金子拓郎がクロス。これをガブリエル・シャビエルがワンタッチで合わせ、追加点を獲得する。31分にもセットプレーから田中駿がネットを揺らすが、VARの末にハンドで取り消しとなった。
2点ビハインドとなった磐田は大津祐樹、リカルド・グラッサを入れるが、後半も札幌ペースに。50分、ルーカス・フェルナンデスのボレーシュートはGKに阻まれるも、こぼれ球をキム・ゴンヒが押し込む。しかし、一連のプレーの中にオフサイドがあり、ゴールは認められない。
磐田は65分にさらに厳しい状況へと追い込まれる。グラッサが足の裏を見せた危険なタックルにより、一発退場に。2点ビハインドの上、10人での戦いを強いられる。
70分にはクロスからシャビエルが合わせるが、右ポストに。こぼれ球を金子が狙うが、GK三浦龍輝が好守を見せた。
その後も札幌が押し込む時間が増えると、終了間際には左サイドでの崩しから最後は高嶺朋樹がゴールを奪い、3-0に。さらに、アディショナルタイムにも4点目が生まれ、4-0で終了した。札幌が連勝とした一方、磐田は5試合勝利なしとなった。