20220827_Tokyo1(C)Hiroto Taniyama

FC東京が松木玖生弾など今季最多6発で熱戦制す! 柏レイソルは追いすがるも及ばず上位戦線痛手

明治安田生命J1リーグは27日、第27節の柏レイソルvsFC東京が行われた。

ここ2試合未勝利の5位・柏が前節3試合ぶりの黒星を喫した9位・FC東京をホームに迎えた一戦。柏は細谷真大や小屋松知哉、椎橋慧也ら、FC東京はディエゴ・オリヴェイラや東慶悟、松木玖生らを先発起用した。

試合は開始からFC東京が攻勢に出る。17分には塚川孝輝が後方からのフィードに抜け出して一対一の場面を迎えてループシュート。ネットを揺らしたが、オフサイドの判定で得点は認められない。

柏がやや盛り返し始めた前半半ばにアクシデントが発生。柏ボールのFKの流れで塚川と高橋祐治が競り合って倒れ込む。塚川は起き上がったものの高橋はプレー続行を断念することとなり、32分に上島拓巳と交代する。

スコアは40分に動いた。ボックス右でボールを持ったD・オリヴェイラが鋭いターンで柏DFを翻弄してクロスを供給。ファーで松木が合わせてFC東京が先制する。

さらに45分、塚川のパスに反応した紺野和也が右サイドに抜け出す。中央の渡邊凌磨を経由してボックス左に送られたスルーパスに駆け込んだバングーナガンデ佳史扶が左足で追加点を奪った。バングーナガンデにとってはこれがキャリアでのJリーグ初ゴールとなっている。

ビハインドで試合を折り返した柏は後半開始時に細谷、小屋松、戸嶋祥郎に代えて武藤雄樹、ドウグラス、川口尚紀を投入する。すると54分、右サイドからのクロスを長友佑都が弾いたところでボックス手前中央のドッジがこぼれ球の落ち際に右足で強烈にインパクト。鋭いシュートをネットに突き刺した。

FC東京は直後に2枚替え。紺野と塚川に代えてアダイウトンと安部柊斗を起用して再び攻勢を強めていく。57分、途中出場のアダイウトンが早速長友のクロスに合わせて強烈なヘディングシュートを繰り出すとバーに直撃。跳ね返りを安部が頭で押し込んで交代策が功を奏する形となる。

さらにFC東京は58分にもD・オリヴェイラに代えてルイス・フェリッピを送り出すものの柏が食らいついていく。62分、武藤のクロスに対してドウグラスが上手く合わせて再び1点差とする。

勢いに乗るFC東京は68分にもカウンターを発動。左サイドでボールを持ったアダイウトンがスピードに乗って中央に切り込んで右足のシュートを放ち、チームの4点目とした。それでも74分、左サイドからのクロスに大南拓磨が右足で合わせるとGKヤクブ・スウォビィクの反応は及ばず。再び1点差となった。

再び追い上げムードが漂う柏だったが81分に上島が2枚目の警告を受けて退場に。数的不利となった柏が追いつくことはできず。反対に84分にカウンターからL・フェリッピが右足で強烈なシュートを突き刺し、89分にもアダイウトンが決め切る。FC東京が突き放し、3点差が付いて試合が終了する。

この結果、FC東京が今季最多の得点数で2試合ぶりの白星を飾った。一方の柏はここ3試合で1分け2敗の未勝利となり、3試合消化が少ない首位・横浜F・マリノスとの勝ち点差は「5」のままとなっている。

■試合結果
柏レイソル 3-6 FC東京

■得点者
柏:ドッジ(54分)、ドウグラス(62分)、大南拓磨(74分)
FC東京:松木玖生(40分)、バングーナガンデ佳史扶(45分)、安部柊斗(57分)、アダイウトン(68分、89分)、ルイス・フェリッピ(84分)

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