明治安田生命J1リーグは14日、第26節未消化分のヴィッセル神戸vsFC東京が行われた。
降格圏の17位に沈む神戸が8位・FC東京をホームに迎えた一戦。神戸は武藤嘉紀や汰木康也、山口蛍ら、FC東京はディエゴ・オリヴェイラや松木玖生、安部柊斗らを先発起用した。
残留争い中の神戸は序盤から積極的に攻め込んで11分に決定機をものにする。右サイドからクロスを入れた流れで中央での混戦を経て左サイドで拾った酒井がボックス内にパス。落ち着いて受けた汰木から後方の山口に渡ると右足のアウトにかけたシュートを突き刺した。
リードした神戸は25分に右CKを獲得。キッカーの汰木が中央に蹴り込んだところ、中央で飛び上がった菊池流帆が強烈なヘディングシュートで加点する。
チャンスシーンこそあったものの点差を縮めることができずに試合を折り返したFC東京はハーフタイムに2枚替え。紺野和也と安部に代えてアダイウトンと東慶悟を投入した。
一方の神戸は54分にアクシデントが発生。佐々木大樹がピッチに倒れ込んでしまいプレーを断念することに。自らの足でピッチを出たものの山川哲史との交代を強いられた。
その後、攻勢を続けながらもなかなか決定的なシーンを作ることができないFC東京。64分にはボックス手前中央のアダイウトンが右足を振り抜いたが山口にブロックされて枠を捉えず。直後の左CKも得点には繋がらなかった。
終盤にかけては互いに交代策を駆使していく中で再び神戸が盛り返す。FC東京は終了間際の90分にレアンドロが反撃弾を浴びせたものの追いつくことはできずに試合が終了した。
この結果、3試合ぶりの白星を飾った神戸は28試合消化時点でJ2降格枠を脱してJ1参入プレーオフ出場圏の16位に浮上。29試合を消化しているアビスパ福岡と勝ち点28で並ぶものの、福岡の得失点差「-11」に対して神戸が「-10」で上回っている。一方のFC東京は4試合ぶりの黒星となった。
■試合結果
ヴィッセル神戸 2-1 FC東京
■得点者
神戸:山口蛍(11分)、菊池流帆(25分)
FC東京:レアンドロ(90分)
