明治安田生命J1リーグでは2日、第26節の柏レイソルvs横浜F・マリノスが対戦した。
3試合連続ドロー中の17位・柏が前節4試合ぶりの黒星を喫した首位・横浜FMをホームに迎えた一戦。柏は細谷真大やマテウス・サヴィオ、椎橋慧也ら、横浜FMは宮市亮やエウベル、そしてナム・テヒを初めて先発起用した。
序盤から中盤での攻防が続く一戦。30分には柏のショートカウンターから山田雄士が前線へとスルーパスを送る。ボックス右に抜け出した細谷のシュートはGK飯倉大樹に弾かれたが椎橋が押し込んでネットを揺らす。しかし、VARオンリーレビューによって細谷が抜け出したプレーがオフサイドと判定され、得点は認められない。
スコアレスで迎えた後半、柏はジエゴに代えて三丸拡を投入する。すると試合が動いたのは52分だった。高嶺朋樹からのパスを受けた山田雄がボックス右でドリブルを挟んでボールを動かし、左足を振り抜く。GK飯倉の反応も及ばず柏が先制する。
横浜FMは67分に3枚替え。宮市、ナム・テヒ、喜田拓也に代えて水沼宏太、西村拓真、山根陸を送り出す。対する神戸も74分に山田康太、山田雄、高嶺に代えて仙頭啓矢、戸嶋祥郎、小屋松知哉、79分に椎橋に代えて武藤雄樹を起用した。
反撃を目指す横浜FMだったが細谷とマッチアップした吉尾海夏のハンドがあったとしてPKの笛。キッカーのマテウス・サヴィオが83分にしっかりと沈めて柏がリードを広げる。
そして、試合はそのまま終了。柏が4試合ぶりの白星かつ5試合無敗とした。一方の横浜FMは連敗を喫し、勝ち点1差で迫る2位・ヴィッセル神戸の今節の結果次第で首位を陥落する可能性が出ている。
■試合結果
柏レイソル 2-0 横浜F・マリノス
■得点者
柏:山田雄士(53分)、マテウス・サヴィオ(83分)
横浜FM:なし