20220820_Kawasaki(C)Getty images

マルシーニョがハットトリック! 川崎フロンターレがアビスパ福岡に4発快勝で約3か月ぶりに連勝

明治安田生命J1リーグは20日、第26節のアビスパ福岡vs川崎フロンターレが行われた。

24試合消化時点で13位に沈む福岡が、6位となっているものの消化試合が22試合にとどまっている川崎Fと対戦。福岡は山岸祐也やルキアン、城後寿ら、川崎Fはレアンドロ・ダミアンや家長昭博、脇坂泰斗らを先発起用した。

試合は開始早々の8分に川崎Fが先制する。高い位置での連係から山根視来がボックス右に抜け出すとGK村上昌謙が対処しようと前進。山根が中央へ折り返すとフリーになっていたマルシーニョが難なく無人のゴールに流し込んだ。

それでも22分、ボックス手前右の柳貴博が柔らかいタッチで浮き球のボールを前線に送る。後方からのボールに反応した山岸が左足でダイレクトシュートを放ち、同点弾を決め切った。

一進一退の攻防が繰り広げられる試合は前半終了間際にも動く。45分、右サイドに抜け出した家長が右足で上げたクロスをボックス中央のL・ダミアンが頭で落とす。混戦模様となったところでマルシーニョが押し込んで川崎Fが勝ち越した。

しかし、得点の場面で競り合った際にL・ダミアンが倒れ込んでいて起き上がれず。担架で運び出されて小林悠との交代を余儀なくされた。

アクシデントによって交代カードを切ることとなった川崎Fはハーフタイムにもチャナティップに代えて遠野大弥を起用。対する福岡も城後に代えてジョン・マリを送り出す。

後半に入って同点を目指す福岡は53分に右CKを獲得。平塚悠知のクロスに山岸が頭で合わせたがGKチョン・ソンリョンに阻まれた。福岡は56分にも山岸に代えてフアンマ・デルガドを送り出すなど攻撃のテコ入れを図る。川崎Fも脇坂に代えて車屋紳太郎を起用した。

すると64分、右サイドでボールを持った家長が左足でクロスを供給。ボックス内に走り込んでいたマルシーニョが頭でボールを捉えてハットトリックを達成した。

リードを広げた川崎Fが支配を強める中でボックス左の遠野が巧みなボールコントロールでドウグラス・グローリと入れ替わった際に倒されてPKの笛。一度はイエローカードが提示されたがVARとの交信によりレッドカードに変更となったうえ、73分にキッカーの家長が確実に決めて3点差をつける。

大勢が決した試合はその後、動きを見せることがないまま終了。福岡が手痛い3連敗を喫した一方、川崎Fは5月18日の第11節以来10試合ぶりに連勝を飾った。

■試合結果
アビスパ福岡 1-4 川崎フロンターレ

■得点者
福岡:山岸祐也(22分)
川崎F:マルシーニョ(8分、45分、64分)、家長昭博(73分)

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