ヴィッセル神戸MF山口蛍が、今後に向けた不安を吐露している。試合後のメディア対応で語った。
神戸は26日、明治安田生命J1リーグ第25節でFC東京と対戦。前節のドローで2位に後退していた神戸にとっては勝利が至上命題となっていたが、18分にディエゴ・オリヴェイラにネットを揺らされるとビハインドのまま90分以上が経過した。
しかし、後半ATに入ってから試合は怒涛の動きを見せる。92分、神戸が獲得したPKを大迫勇也が沈めて同点としたが、100分にはアダイウトンがドリブル突破から勝ち越し弾をマーク。それでも諦めない神戸が攻勢を続けると、104分に大迫の落としを受けた山口が右足のボレーシュートを突き刺した。
これにより、試合は2-2で決着。今節では首位の横浜F・マリノスが敗れているため、神戸は勝ち点差を「1」としている。とはいえ試合後、大ケガによる長期離脱が21日に発表されたばかりの齊藤未月の存在の大きさを感じたと明かした。
「試合中はもちろんそう意識しているわけではないですが、やっぱり(齊藤)未月に対しての思いは持っています。この順位にいられたのも未月がいて、チームを助けてくれたことが数多くあるから。そこが抜けた中で、1試合目でもちろんみんな難しさは感じたので。そこをどう埋めていくかが本当に難しいと思います」
また、「未月にある才能はなかなか他の選手にはないもの」とも語り、「同じことを求めるのはやっぱり少し難しいと思います。ただその中でもいないということは決まってしまっているから、その中でどうやって自分たちらしい試合に持っていくかはすごく大事になってくる」と、試行錯誤していく必要があると説明した。
そして、その方向性についてはFC東京戦のように「ミスをして先制を許して頑張って追いついてというのは、自分たちのやりたいサッカーではないと思う」と主張。続けて「自分たちがある程度うまく主導権を握った中で先制点をとって、そこから追加点をとるというのが(リーグ)前半戦の自分たちの形だったと思う」と、より支配的なスタイルに立ち返るべきだと訴えた。
首位・横浜FM(勝ち点50)と2位・神戸(49)の後にも、3位・名古屋グランパス(45)、4位・浦和レッズ(44)と25試合消化時点で続く今季J1リーグ。FC東京戦で山口の同点弾によって得た勝ち点1に、大きな意味が出てくる可能性は十分にありそうだ。




