20230826_Yuya_Osako(C)Hiroto Taniyama

ヴィッセル神戸が示した不屈の精神。後半AT怒涛の展開からドロー決着に大迫勇也「諦めずに戦ったからこそ」

ヴィッセル神戸の攻撃をけん引するFW大迫勇也が、チームのメンタリティを称えている。

神戸は26日、明治安田生命J1リーグ第25節でFC東京と対戦して2-2でドロー。試合の大部分ではFC東京が1-0でリードしていたが、後半ATが加算に次ぐ加算となった末、92分に大迫がPKから3戦連発となる今季19点目をマークする。

そのまま試合が終了するかにも思われたがここから怒涛の攻防が繰り広げられ、100分にアダイウトンが決め切ってFC東京が再びリード。それでも104分、大迫の頭での落としに反応した山口蛍が右足のボレーを突き刺した。

勝利こそ手にできなかったものの、終盤にリスクをかけた猛攻を続け、優勝争いにおいて貴重な勝ち点1を獲得した神戸。1ゴール1アシストと2得点に直接関与した大迫は試合後、1失点目がGK前川黛也の縦パスがインターセプトされたところから生まれたことについて「ミスは仕方ないので。ミスした後の対応が一番大事なのかなと思います」と言及し、そこから立ち上がったチームを称えた。

「ミスした後に引きずるんじゃなくて、切り替えてやり続けることが勝ち点を拾える大きな要因だと思いますし、諦めずに戦ったからこそ、勝ち点が取れたと思うので。最後の最後は勝ち点3取れるチャンスがありましたけど、また反省して次に切り替えてという感じですね」

一方、神戸はリーグ前半戦のように支配的なスタイルのままに得点を重ねるという展開に持ち込むことがしばらくできておらず。大迫は夏の酷暑をどう乗り切るかが重要だと語っている。

「この暑さの中で強度を出しながら90分というのはなかなか全チーム厳しいと思うので、そこは要所要所で(強度を高める)。夏場もあと少しなので、我慢しながらという感じです。まずは自分たちの良さである強度、攻め方を表現していかないとと思います」

今節は上位陣が軒並み勝利を逃しており、2位・神戸(勝ち点49)と首位・横浜F・マリノス(50)の勝ち点差が「1」に縮まったほか、3位・名古屋グランパスが勝ち点45、4位・浦和レッズが勝ち点44と追走している。百戦錬磨のエースストライカーを擁する神戸は、難所を乗り越えてタイトルへ向かっていくことができるのだろうか。

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