明治安田生命J1リーグでは12日、第23節の川崎フロンターレvsヴィッセル神戸が行われた。
2試合未勝利の7位・川崎Fが、同じく2試合未勝利の首位・神戸をホームに迎えた一戦。川崎Fは瀬川祐輔や家長昭博ら、神戸は大迫勇也や武藤嘉紀、山口蛍らを先発起用した。
神戸は34分にカウンターを発動。センターサークル内でボールを受けた大迫が収めてスルーパスを送るとジェアン・パトリッキがボックス左に侵攻する。大南拓磨の前に身体を入れたところで転倒してPKの笛が鳴らされた。
しかし、VARの介入によってボックスの外と判定が変更。これに伴い、イエローカードが提示されていた大南は決定機阻止によってレッドカードとなり、退場処分を受けた。川崎Fは直後に橘田健人に代えて高井幸大を起用する。
ボックス際左のFKの場面でキッカーを務めた大迫が右足で直接狙うと壁を越えたシュートが枠を捉えてネットを揺らした。得点ランキングトップを走る大迫にとってはこれが今季17点目となる。
神戸がリードして迎えた後半、川崎Fは高い位置からプレスをかける姿勢も見せて同点を目指すがなかなかシュートまでは至らない。59分にはボックス中央の瀬川が強引にシュートを浴びせるが本多勇喜のブロックに遭う。
リードを保つ神戸だったが63分に大迫が右足を気にした様子で交代。汰木康也が投入される。対する川崎Fは71分に家長に代えて遠野大弥を投入した。
終盤にかけても互いに選手を入れ替えていくが、後半は得点が生まれず。神戸がリードしたまま試合を終え、3試合ぶりの白星を飾った。一方の川崎Fは3試合未勝利かつ連敗を喫している。
■試合結果
川崎フロンターレ 0-1 ヴィッセル神戸
■得点者
川崎F:なし
神戸:大迫勇也(39分)


