明治安田生命J1リーグは14日、第22節延期分の名古屋グランパスvs川崎フロンターレが行われた。
首位の横浜F・マリノス(勝ち点55)を勝ち点差3で追う2位・川崎Fが、10位・名古屋のホームに乗り込んだ一戦。名古屋は永井謙佑やレオ・シルバ、稲垣祥ら、川崎Fは知念慶や家長昭博、脇坂泰斗らを先発起用した。
試合は冒頭から中盤での攻防が激しく繰り広げられる。川崎Fが比較的支配率を高めていくものの26分には名古屋が右サイドから素早い攻撃。深い位置まで侵攻した森下龍矢が供給したクロスに重廣卓也が頭で合わせたが枠を外れた。
一方の川崎Fは41分に決定機。後方からのパスが名古屋DFの守備網を抜けるとボックス中央に走り込んだ橘田健人が右足を振り抜く。しかし、これは枠を捉えない。
スコアレスで迎えた後半、名古屋はL・シルバと重廣に代えて永木亮太と内田宅哉を起用。それでも名古屋が攻めきれずにいる56分、名古屋陣内中央付近でボールを持ったマルシーニョが急加速して最後はダブルタッチで名古屋DFをかわしてボックス左に侵攻する。そのまま右足でシュートを浴びせたが枠を外れた。
それでも61分、ボックス手前右のジェジエウがボックス内に蹴り込んだ流れで混戦が発生。橘田が押し込んで川崎Fが先制に成功する。
両チームは73分に2枚替え。名古屋は永井と仙頭に代えてレオナルドと甲田英將、川崎Fは知念とマルシーニョに代えて遠野大弥と小林悠を送り出し、ともに攻撃のテコ入れを図った。
すると74分、名古屋の左CKで相馬勇紀のクロスが跳ね返されたところに稲垣が反応。ボールの落ち際に左足で合わせて同点弾を決め切る。
終盤にかけても一進一退の攻防が続いたものの、互いに次の得点を奪うことができず。同点のまま試合が終了した結果、川崎Fは連勝を逃し、名古屋は2試合連続のドローとなった。
同日には他会場で首位・横浜FMが白星を飾って勝ち点を「58」に伸ばしており、消化試合数が並ぶ川崎Fは勝ち点差を「5」に広げられる結果となっている。
■試合結果
名古屋グランパス 1-1 川崎フロンターレ
■得点者
名古屋:稲垣祥(74分)
川崎F:橘田健人(61分)
