浦和レッズDF酒井宏樹が、負傷後に異例のメディア対応を行って思いを語った。
浦和は8日、明治安田生命J1リーグ第20節でFC東京とホームで対戦。酒井は先発していたものの開始早々にエンリケ・トレヴィザンとハイボールを競り合った後、転倒してそのまま起き上がれず。担架でピッチから運び出され、6分に荻原拓也との交代を余儀なくされている。
その後、試合の中では一進一退の攻防が繰り広げられたが0-0のまま終了。試合後のメディア対応には左腕を固定した状態の酒井が姿を現し、競り合い後の着地の際に左ヒジの関節が外れたことを明かした。現在は関節をはめ直しているが、「これからチェックします」と詳細は不明であることも説明している。
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さらに、Jリーグ全体で危険なプレーを減らしていくべきだと警鐘を鳴らした。
「ヘディングで競るときに結構あるんですけど、ボールを見ないで当たってくるという、あれは結構やめてほしい。こういう事例をJリーグ全体で増やしてはいけないと思います。試合のことなので別にわざとではないと思いたいですけど、ただジャンプしている体勢の人にぶつかるのはフェアではないと思います。競った人が損をするようなリーグにしてはいけないなと思うので」
また、「しょうがないですし、自分としては怒ってもいないです」としながらも「こういう事例が何件も出てくるのはリーグとして悲しいことなので、自分で最後にしてほしいなと思います」とも吐露。ブンデスリーガやリーグ・アンでフィジカリーな試合も多く経験してきた酒井は、落ち着いた語り口で思いを伝えている。