kashima(C)Getty Images

10人の川崎F、数的不利から鹿島に劇的逆転勝利! 山田新&家長PK弾で今季初勝利

明治安田生命J1リーグ第2節の鹿島アントラーズ対川崎フロンターレが25日に県立カシマサッカースタジアムで開催された。

開幕節で京都サンガF.C.に勝利した鹿島と、横浜F・マリノスに敗れて黒星スタートとなった川崎Fの対戦は序盤に動く。5分、ボックス左手前から鈴木優磨が右足で入れたクロスに知念慶がヘッド。後方から来たボールを厳しい態勢ながら巧みなヘディングシュートでゴール右へ流し込み、知念の古巣に対する一撃で鹿島が先手を取った。

ハーフタイムにかけては、ビハインドを背負った川崎Fがボールを保持し、鹿島が受けに回る展開となる。70%ほどのポゼッション率を記録して能動的に仕掛ける川崎Fだが、きっちりと守備を固める鹿島をなかなか崩しきれない。アディショナルタイムにはペナルティアーク左の山村和也が枠をわずかにそれる際どいミドルシュートを放ったが、同点弾とはならず試合を折り返す。

以下に続く

迎えた後半、鹿島は55分に追加点のチャンス。樋口雄太が蹴った右CKに正面でフリーとなっていていた関川郁万が打点の高いヘディングシュートを放つ。ゴール至近距離からの枠内シュートだったが、これは正面のGKチョン・ソンリョンに防がれてリードを広げることはできない。

終盤にかけて、遠野大弥を投入して同点弾を狙う川崎Fに対し、松村優太や荒木遼太郎、仲間隼斗を送り出した鹿島もインテンシティの高い守備を維持してリードを保つ。そんな中、80分にはゴール前に流れたボールに抜け出そうとした仲間を山村和也が強引に止めたことで、決定機阻止による一発レッドカードに。鹿島が数的優位を手にする。

それでも、連敗を避けたい川崎Fが意地を見せてセットプレーから追いつく。89分、左CKが弾かれたルーズボールからボックス左の大南拓磨が折り返し。浮き球を正面の家長昭博がバイシクルシュートに持ち込むと、ゴール前に流れたボールのコースを最後は途中出場の山田新が変えてネットを揺らし、数的不利から同点弾を挙げた。

山田が自身Jリーグ初ゴールを挙げた川崎Fはさらに、これでは終わらない。アディショナルタイム5分、クロス攻撃から橘田健人の決定的なシュートをゴール前にカバーへ入っていた荒木が手でストップ。荒木が一発退場となった中、一度やり直しになったPKを家長が冷静に沈めて川崎Fが逆転した。

結局、試合はそのまま終了。川崎Fが数的不利からの劇的な逆転勝利で今季初勝利を手にしている。

▶ドコモスポーツくじ新規利用登録&購入で最大1,000円分のdポイントをプレゼント!

広告