明治安田生命J1リーグでは20日、第14節の鹿島アントラーズvsFC東京が行われた。
無失点で5連勝中の鹿島が、前節3試合ぶりの白星を飾ったFC東京をホームに迎えた一戦。鹿島は鈴木優磨や垣田裕暉、ディエゴ・ピトゥカら、FC東京は仲川輝人やディエゴ・オリヴェイラ、東慶悟らを先発起用した。
試合の立ち上がりは鹿島が攻め込んでいく。6分、左サイドで幅をとっていた安西幸輝が精度の高いクロスを供給するとボックス中央でマークを外して飛び上がった垣田が頭で合わせて先制点を奪取する。
反撃に出るFC東京は28分、ボックス中央でボールを引き出したD・オリヴェイラが関川郁万と交錯して転倒。PKの判定となり、自らキッカーを務めたD・オリヴェイラが確実に同点弾を沈める。
スコアレスで折り返すと、FC東京はハーフタイムに仲川に代えて塚川孝輝を起用。対する鹿島も56分に仲間隼斗と名古新太郎に代えて土居聖真と佐野海舟を送り出し、互いに攻守に変化をつけていく。
攻勢を強めていく鹿島はサイドから崩しを図るがなかなか決定機には至らず。63分に左サイド深い位置で得たFKでは樋口雄太のキックにニアに飛び込んだ関川が触れるが得点には繋がらない。
鹿島は64分に垣田に代えて知念慶、75分に樋口と広瀬陸斗に代えてアルトゥール・カイキと常本佳吾、FC東京は74分にD・オリヴェイラと長友佑都に代えて俵積田晃太とバングーナガンデ佳史扶と、ともに攻撃的なカードを切る。
一進一退の攻防が続く中でFC東京は83分に右CKを獲得。バングーナガンデのクロスが跳ね返されたところでボックス中央の安部柊斗が右足のボレーを浴びせるが鹿島DFにブロックされる。直後の左CKでは今度は塚川が左足のボレーを放ったが左ポストに嫌われた。
結局、互いに次の1点を奪うことができないまま試合終了。鹿島は5試合連続での無失点かつ連勝が途切れたものの6試合無敗、FC東京は連勝とはいかなかったが2試合無敗としている。
■試合結果
鹿島アントラーズ 1-1 FC東京
■得点者
鹿島:垣田裕暉(6分)
FC東京:ディエゴ・オリヴェイラ(28分)
