明治安田生命J1リーグ第13節では14日、第13節のアルビレックス新潟vs横浜F・マリノスが行われた。
4試合未勝利の新潟が、6試合無敗かつ連勝中の横浜FMをホームに迎えた一戦。新潟は鈴木孝司や伊藤涼太郎、三戸舜介ら、横浜FMはヤン・マテウスや西村拓真、藤田譲瑠チマらを先発起用している。
試合の立ち上がり、新潟がパスを繋いでいきなりチャンスを作っていく。キックオフから一度も失わずに右サイドの藤原奏哉が抜け出してグラウンダーの折り返し。ボックス手前中央の伊藤が右足で合わせたがGK一森純に阻まれる。
その後も新潟が要所で決定機を作っていくものの前半ATに横浜FMがチャンスをものにする。右CKの流れからセカンドボールを回収して渡辺皓太がクロスを供給。飛び込んだ藤田がネットを揺らして先制に成功した。
折り返して迎えた後半は新潟がさらに攻勢を強めていく。すると57分、横浜FMの後方でのパス回しのミスを突いてショートカウンターを発動。最後は鈴木のスルーパスに抜け出した伊藤がトラップ際にGK一森をかわして無人のゴールに流し込んだ。
流れを変えたい横浜FMは63分に藤田と西村に代えてマルコス・ジュニオールと喜田拓也を投入。対する新潟も小見洋太と島田譲に代えて秋山裕紀と高木善朗を送り出した。
67分、横浜FM陣内中央付近でボールを持った三戸はプレッシャーがかからないと見るや素早く、かつ鋭く右足を振り抜く。鮮やかなミドルシュートをネットに突き刺して新潟が逆転に成功した。三戸にとってはこれがJ1初ゴールとなっている。
逆転された横浜FMは73分にも2枚替えでエウベルとヤン・マテウスに代えて吉尾海夏と水沼宏太を起用。新潟も同じタイミングで三戸に代えてダニーロ・ゴメスを投入する。
終盤にかけても新潟のチャンスが目立つ中でボールを動かしながら崩しを図る横浜FMだったが、再びネットを揺らすことはできず。新潟がリードしたまま試合終了の笛が鳴らされた。
この結果、新潟が5試合ぶりの白星を飾った一方、横浜FMは7試合ぶりの黒星を喫して今季3敗目。第13節終了時点での首位神戸との勝ち点差は「5」に開いている。
■試合結果
アルビレックス新潟 2-1 横浜F・マリノス
■得点者
新潟:伊藤涼太郎(57分)、三戸舜介(67分)
横浜FM:藤田譲瑠チマ(45+1分)
