明治安田生命J1リーグでは7日、第12節のサンフレッチェ広島vsアビスパ福岡が行われた。
ここ5試合で4勝1敗としている暫定4位・広島が、5試合2勝1分け2敗と失速気味の暫定5位・福岡をホームに迎えた一戦。広島はナッシム・ベン・カリファや川村拓夢、森島司ら、福岡はルキアンや山岸祐也、前寛之らを先発起用した。
21分、広島にアクシデントが発生。小田逸稀と接触した満田がしゃがみ込んでしまいプレー続行を断念することに。越道草太との交代を強いられる。
すると30分、福岡が攻勢を見せる中で紺野和也が右サイドから左足でクロスを供給。山岸が頭で合わせて先制点を奪い切る。
そのままビハインドで試合を折り返した広島は後半スタート時に2枚替え。N・ベン・カリファと野津田岳人に代えてエゼキエウと志知孝明を送り出した。
後半開始早々の50分にも試合が動く。右サイド浅い位置でボールを持った越道がアーリークロスを上げると走り込んだのはピエロス・ソティリウ。ピンポイントのボールに頭で合わせて同点弾とする。
さらに72分、福岡陣内中央右サイドでのFKで東俊希がキッカーを担当。左足でゴールに向かう速いボールをボックス内に蹴り込むと佐々木翔と競り合っていた山岸の頭に当たる。ボールはそのままゴールに吸い込まれ、広島が逆転に成功した。
89分にも広島がカウンターを発動。ピッチ中央付近から運んだ川村がエゼキエウとのワンツーでボックス左に侵攻すると、そのまま左足を振り抜いて決定的な3点目を沈める。
そして、広島がリードしたまま試合が終了。この結果、広島が連勝を飾った一方、福岡は2試合ぶりの敗戦となった。
■試合結果
サンフレッチェ広島 3-1 アビスパ福岡
■得点者
広島：ピエロス・ソティリウ（50分）、オウンゴール（72分）、川村拓夢（89分）
福岡：山岸祐也（30分）