明治安田生命J1リーグでは3日、第11節の横浜FCvsアルビレックス新潟が行われた。
開幕3分け7敗と未勝利が続く最下位・横浜FCが、連敗中の暫定13位・新潟をホームに迎えた昇格組同士の一戦。横浜FCは小川航基や小川慶治朗、和田拓也ら、新潟は高木善朗や松田詠太郎、島田譲らを先発起用した。
試合は新潟がボールを握ろうとする一方で横浜FCが素早い展開からチャンスを作っていく。36分には左サイド浅い位置でのFKから吉野恭平がヘディングシュートを浴びせたがGK阿部航斗に阻まれる。
前半は横浜FCが比較的優勢に進めるもののスコアレスで折り返し。互いに選手を入れ替えずに後半へと突入していく。
スコアが動いたのは53分、横浜FCが大きく右サイドに展開したところから新潟陣内浅い位置の近藤友喜が右足でふわりとした浮き球のボールを入れる。巧みな動き出しでフリーとなっていたユーリ・ララがゴールに背を向けながら頭で合わせて先制点を奪取した。Y・ララにとってはこれがJ1初ゴールとなっている。
新潟は57分に2枚替え。グスタボ・ネスカウと松田に代えて谷口海斗と三戸舜介を投入し、攻撃の圧を強めていこうとする。しかし、61分にはまたも横浜FCに決定機。林幸多郎のスルーパスに反応した小川航がワントラップでボックス中央に抜け出すが、GK阿部航斗を抜こうとしたところでわずかに触れられてコントロールし切れず。そのまま強引にシュートを放ったが枠を捉えることはできなかった。
追い上げが求められる新潟は62分、高木に代えて攻撃の核である伊藤涼太郎を投入。対する横浜FCも65分、山下諒也に代えて坂本亘基を送り出す。
新潟は81分にボックス手前左やや距離のある所でFKを獲得。キッカーを務めた伊藤が右足で直接狙ったが壁に阻まれて得点には繋がらない。さらに後半ATには新潟のカウンターから三戸が鋭いシュートを浴びせたがGKスベンド・ブローダーセンがファインセーブでしのぐ。
結局、横浜FCがリードを保つ形で試合が終了。この結果、横浜FCは11試合目にして昇格後初白星を飾った。一方の新潟は3連敗を喫している。
■試合結果
横浜FC 1-0 アルビレックス新潟
■得点者
横浜FC:ユーリ・ララ(53分)
新潟:なし
