20230503_Gamba_Cerezo2(C)Getty images

加藤陸次樹の土壇場弾でセレッソ大阪が“大阪ダービー”制す! ガンバ大阪は4戦未勝利

明治安田生命J1リーグでは3日、第11節のガンバ大阪vsセレッソ大阪が行われた。

3戦未勝利の17位・G大阪が、前節3試合ぶりの黒星を喫したC大阪をホームに迎えた“大阪ダービー”。G大阪は宇佐美貴史やファン・アラーノ、食野亮太郎ら、C大阪はレオ・セアラや香川真司、毎熊晟矢らを先発起用した。

試合の序盤は宇佐美を中心としてG大阪がチャンスを作っていく。23分には左サイド深い位置でのFKで宇佐美が直接狙う。しかし、右足を振り抜いて浴びせたシュートは左ポストに阻まれる。

試合は28分に動きを見せた。C大阪の左サイドでのビルドアップから中央の奥埜が右サイドに大きく展開。浅い位置で受けた松田陸がアーリークロスを供給すると飛び込んだL・セアラが頭で合わせて先制点を奪取した。

リードしたC大阪はハーフタイムに松田陸に代えて中原輝を起用。後半に入って攻勢を強めるG大阪は52分、左サイドでボールを持った食野がドリブルでボックス内に侵攻してC大阪DFと交錯して倒れ込むが、シミュレーションと判断されてイエローカードをもらう。

それでも56分、今度は宇佐美がボックス左に飛び出してボールを引き出す。マイナス方向に折り返すとニアのイッサム・ジェバリがスルーし、中央のダワンが右足で丁寧に合わせて同点弾を決め切った。

直後には食野が相手と接触した後に頭部を気にした様子で倒れ込む。プレー続行を断念することとなり、山見大登と交代する。対するC大阪も60分に為田大貴に代えて上門知樹、68分にL・セアラと原川力に代えて北野颯太と加藤陸次樹を送り出し、勝ち越しを目指していく。

77分にはG大阪に決定機。右サイドからのクロスからボックス内に混戦が生まれたところで最後はネタ・ラヴィが右足のアウトにかけたシュートを放ったものの中央の密集地帯で軌道が変わって枠を外れる。

すると終了間際の90分、C大阪がカウンターを発動。北野のスルーパスを受けた山中亮輔が左サイドを駆け上がって精度の高いクロスを蹴り込む。飛び上がった加藤陸次樹が頭で合わせて勝ち越し弾を奪った。

試合はC大阪がリードを保って終了。G大阪が連敗かつ4試合未勝利となった一方、C大阪は2試合ぶりの白星としている。

■試合結果
ガンバ大阪 1-2 セレッソ大阪

■得点者
G大阪:ダワン(56分)
C大阪:レオ・セアラ(28分)、加藤陸次樹(90分)

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0