20230429_kashima_Gamba(C)Getty images

鹿島アントラーズ、鈴木優磨3戦連発に土居聖真が終盤2分で2点! ガンバ大阪に4発で昨年8月以来のホーム白星

明治安田生命J1リーグでは29日、第10節の鹿島アントラーズvsガンバ大阪が行われた。

前節6試合ぶりの白星を飾った暫定15位・鹿島が直近2試合未勝利の暫定16位・G大阪をホームに迎えた一戦。鹿島は鈴木優磨や垣田裕暉、名古新太郎ら、G大阪はイッサム・ジェバリや宇佐美貴史、ファン・アラーノらを先発起用した。

試合は立ち上がりからG大阪がボールを持つ展開となるが、鹿島も機を見て前線からチェックをかけつつじっくりと構える。20分には仲間隼斗のパス受けたディエゴ・ピトゥカがボックス手前左から強烈なシュートを浴びせたが枠を外れた。

対するG大阪も40分、ボックス内に侵攻したI・ジェバリがシュートを浴びせたがGK早川友基がセーブ。互いに幾度か作ったチャンスは実らずスコアレスで試合の折り返しを迎える。

試合が動いたのは後半開始早々の48分だった。鹿島ボールの左CKでキッカーの樋口雄太が蹴り込んだクロスが中央の密集地帯を抜ける。ボックス中央でバウンド際のボールを左足で捉えた仲間が先制点を奪取した。

ビハインドとなったG大阪は56分にダワンに代えて山本理仁を投入するが、再び鹿島が結果を出す。64分、ピッチ中央付近で鈴木優が起点となったところからボックス右でボールを持った名古がふわりとしたクロスを供給。走り込んでいた鈴木が強烈なヘディングシュートで追加点を決め切った。鈴木はこれでリーグ戦3戦連発としている。

G大阪は直後に2枚目のカードを切る。杉山直宏に代えて鈴木武蔵を送り出し、ストライカーの数を増やした。対する鹿島も70分に2枚替えで仲間と名古に代えて土居聖真と藤井智也を起用した。

その後もカードを切っていく両チームだったが86分、87分と途中出場の土居が立て続けにネットを揺らす。一気に突き放されたG大阪が一矢報いることはできないまま試合が終了した。

この結果、2試合連続クリーンシートで今季初の連勝を飾った鹿島が9位に浮上したうえ、昨年8月以来のホームでの勝利に。一方、G大阪は3試合未勝利で17位に沈んでいる。

■試合結果
鹿島アントラーズ 4-0 ガンバ大阪

■得点者
鹿島:仲間隼斗(48分)、鈴木優磨(64分)、土居聖真(86分、87分)
G大阪:なし

広告