明治安田生命J1リーグは18日に2023シーズンの開幕節が行われ、ヴィッセル神戸とアビスパ福岡が対戦した。
昨季の13位から上位進出を目指す神戸と、14位からの躍進を目指す福岡がノエビアスタジアム神戸で激突。ホームの神戸は大迫勇也や武藤嘉紀、山口蛍の他、新加入の齊藤未月も先発入り。一方の福岡ではルキアンらがスタメン入りした他、セルティックから加入した井手口陽介がベンチ入りを果たしている。
序盤は神戸がボールを握るが、10分付近になると福岡が相手ボックス付近まで押し込む展開に。14分には紺野和也が際どいシュートを放った。一方の神戸は16分に齊藤未月のミドルが枠をとらえ、19分には武藤嘉紀にもチャンスが訪れると、23分にはDFラインの背後に飛び出した大迫勇也が決定機を迎えたが、シュートは左へ外れている。その後も両チームがチャンスを迎えるなど、一進一退の攻防が続く。しかしスコアは動かず、前半はスコアレスで折り返した。
後半も激しい攻防が続き、63分の汰木康也の強烈なミドルは奈良竜樹が頭でブロック。69分には大迫勇也の落としから酒井高徳がシュートを放ったが、GK村上昌謙が防いだ。神戸が良い流れを手にすると、70分に先制に成功する。右サイドから佐々木大樹がクロスを送ると、武藤嘉紀のヘッドはDFにブロックされたが、こぼれ球を拾ったジェアン・パトリッキがワントラップから流し込んだ。今季セレッソ大阪から加入したブラジル人アタッカーのゴールで待望のリードを奪う。
しかし神戸はその直後にピンチを迎え、飛び出したルキアンとGK前川黛也が接触。守護神は頭を抑えて倒れ込んだが、大事には至らずプレーを続行している。劣勢の福岡は77分に3枚替え。井手口陽介もデビューを飾り、ゴールを狙う。
神戸はその後も大迫勇也らを中心にチャンスを迎えたが、追加点までは奪えず。それでも終盤の福岡の猛攻を抑え、1-0で勝利。シーズン開幕戦を白星で飾った。
