明治安田生命J1リーグでは27日、第15節の京都サンガF.C.vs浦和レッズが行われた。
4連敗中の14位・京都が、2試合未消化ながら2試合無敗で8位・浦和をホームに迎えた一戦。京都は日本代表に初招集された川﨑颯太やパトリック、谷内田哲平ら、浦和は興梠慎三や岩尾憲、古巣対戦となる荻原拓也らを先発起用した。
積極的に前線からのプレスをかけていく京都は11分、右CKの流れからセカンドボールを拾った福田心之助がボックス手前中央からシュートを浴びせたが枠を捉えず。直後に今度は福田の浮き球のパスに反応したパトリックがオーバーヘッドシュートを放ったもののGK西川周作に阻まれる。
ボールを持てない時間が続くものの素早い攻撃からチャンスを作っていく浦和は41分、ボックス手前左で前を向いた安居海渡がミドルシュートを繰り出すが枠を上に越えていく。
スコアレスで迎えた後半、浦和は大久保智明に代えてダヴィド・モーベルグを送り出す。51分にはボックス手前やや右からのFKでモーベルグが左足で直接狙うが壁に直撃。それでもこぼれ球を拾ってクロスを上げるとボックス左の興梠が頭で合わせる。福田の身体に当たったボールがGK太田岳志の逆を突いてネットを揺らした。
京都は直後に反撃する。ボックス左に抜け出したパトリックのクロスに合わせた豊川雄太のシュートはバーに直撃。跳ね返りに反応した豊川が再度頭で押し込もうとしたがGK西川に弾かれる。
両チームは59分に選手交代を敢行。京都は豊川と木村勇大に代えて木下康介と山田楓喜、浦和は興梠、岩尾、荻原に代えてホセ・カンテ、平野佑一、明本考浩を起用した。
浦和は67分にもショートカウンターからボックス手前左のカンテが低い弾道のミドルシュートを放つが枠を捉えず。京都も川﨑を中心にゴールに迫ろうとするがなかなか決定機に持ち込むことはできない。
追う展開の京都は74分に麻田将吾に代えて井上黎生人、78分に川﨑と福田に代えて金子大毅と荒木大吾を投入して交代カードを使い切る。しかし、後半ATにはFKの流れからこぼれ球を押し込んだカンテが加点してJ1初ゴールをマーク。浦和がリードを広げたところで試合が終わる。
この結果、京都は5連敗かつ7試合未勝利とトンネルを脱出することができず。一方、浦和は3試合無敗で暫定6位につけている。
■試合結果
京都サンガF.C. 0-2 浦和レッズ
■得点者
京都:なし
浦和:興梠慎三(52分)、ホセ・カンテ(90+3分)
