鹿島アントラーズは21日、MF佐野海舟がFC町田ゼルビアから完全移籍加入することを発表した。
今年12月30日に23歳の誕生日を控える佐野は、米子北高校卒業後の2019年に町田でプロデビュー。稀有なボール奪取能力ですぐに頭角を現し、2022シーズンはコンディションの問題も伝えられたものの明治安田生命J2リーグ20試合に出場した。
鹿島への完全移籍に際し、佐野はクラブ公式サイトを通じて「鹿島アントラーズという伝統のあるクラブで、1試合でも多くの勝利とタイトルを獲ることに貢献できるよう戦います。よろしくお願いします」と意気込みを伝えている。
一方、町田に対しては「4年間、サポートありがとうございました」と感謝を伝え、以下のように続けた。
「高校からFC町田ゼルビアに加入し本当に沢山の経験や成長をさせて頂きました。FC町田ゼルビアでJ1に昇格したいという気持ちがありましたが、自分のこれからのキャリアを考え、この決断をし、挑戦することにしました」
また、今季途中から離脱していた理由について「腰痛もありましたが、オーバートレーニング症候群という病気になっていました」と明かし、苦難で支えてくれた人々への思いを綴った。
「このことを公表するかはとても迷いましたが、公表しようと思った理由はたくさんの人達のおかげで、自分は戻ってくることができたからです。そして、そのたくさんの人達への感謝の気持ちを伝えたいと思うと同時に自分と同じ状況の人たちの力になりたいと思ったからです。自分が戻ってこれる環境を常に作ってくれていた監督やチームスタッフ、そして選手の皆さん。試合前に横断幕を掲げて、いつも暖かい声をかけてくださったファン・サポーターの皆さん。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」
そして、今後は自らの活躍が同様の悩みを抱える人々へのエールとなるように決意を固めた。
「そして同じ状況を経験した事がある方々とたくさんお話をさせて頂き色んな素晴らしい活動があるという事も知れました。同じ経験をしていた人達に救って頂いたように今度は自分がサッカーや様々な活動を通して、元気や勇気を与えれるように頑張りたいと思っています」
最後に「FC町田ゼルビアのファン・サポーターの皆さんと町田という地が大好きになりました。これからもFC町田ゼルビアを応援していますし、皆さんに自分の活躍が届くように頑張ります。4年間本当にありがとうございました。いってきます! 」と締めくくった佐野。大きな覚悟をもって、2023シーズンから自身初となるJ1の舞台に挑むこととなった。




