Jリーグの野々村芳和チェアマンは2月22日、スタジアムでのマスク着用に関する方針を第2回理事会後の会見で語った。
2月17日の開幕戦、川崎フロンターレvs横浜F・マリノスを皮切りに、2023シーズンの第1節が消化された明治安田生命J1リーグ。各スタジアムでは全観客席での声出し応援が解禁となり、大きな盛り上がりを見せた。
新型コロナウイルスの流行に伴う制限は徐々に緩和されてきており、政府は3月13日からの大規模イベントにおけるマスクの着用を観客個人の判断に委ねるという基本方針を発表している。野々村チェアマンは、Jリーグもその判断に追従すると明言した。
「政府の見直しがあり、着用を個人の判断とするということが示されていますが、3月13日以降のスタジアムではマスクの着用を個人の判断とすることをクラブとも共有しています」
また、3月12日までの期間についても「今まではマスクを外している人がいたら厳重にチェックしていましたが、今はそのタイミングではなくなっています。現場としては臨機応変に対応していきましょうと」とも発言。マスク着用を推奨こそするものの、13日以前であっても「目くじらを立てる」ような対応を強いるつもりはないようだ。
移行期間としての考え方を持つことも重要だと、野々村チェアマンは説明した。
「(マスク未着用での来場が)3月12日まではダメで13日から良いというのもなかなか難しいと思います。少しずつ前に進めていく、認めていく心の準備を普段の生活の中からしていかないといけない期間だと捉えています」
また、マスクに関すること以外にも、新型コロナに関するガイドラインそのものを5月8日から撤廃するとのこと。野々村チェアマンは、Jリーグを新型コロナ以前の環境に戻そうとす意思を明確にしている。
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