第2次森保ジャパンになってから初の招集となる日本代表DF冨安健洋が、ドイツ戦に向けた思いを語っている。5日の代表合宿中の取材に応じた。
カタールワールドカップ以降、怪我の影響などもあり日本代表の活動に参加していなかった冨安だが、今シーズンが始まってからはアーセナルでコンスタントに出場。コンディションも上がり、久々に代表へと戻ってきた。
今回の代表活動に向けては、「自分のチームでやっているものとサッカーも変わる。そこの整理をしつつ、個人的に何ができるのかというところの整理も含めて練習からトライしていきたい」と主張。ここまでの4試合に関しては「サイドバックが中に入るだったり、そういったトライをしたのは、他の選手と連絡を取って聞いた部分もある」と語りつつ、「ただ、入ってみないと分からないことの方が多いので、ミーティングだったり、練習の中で言われたものを感じて、表現できればいい」と口にした。
また、カタールW杯の再戦となるドイツ戦に向けては、「W杯では勝ちましたけど、主導的ではないやり方での勝利だった。よりリアリスティックになったというか。(今回は)トライするべき場だと思いますし、主導権を握りながら、ゲームを進めることができればいい」と試合へのイメージを説明。対戦相手のドイツにはアーセナルのチームメイトであるカイ・ハヴァーツがいるが、「いい選手なのは間違いないので、しっかりと警戒したい」と意気込んだ。
CBを組む可能性の高い板倉滉とのコンビは久々になるが、「お互いに妥協をせず、お互いに要求し合うことができれば、もう一段階、二段階上のレベルに、ディフェンスだけではなくチーム全体で上がれると思う。お互いに遠慮せず引き出し合ってやっていけたらいい」と語った冨安。強敵・ドイツを相手に守備の柱となる存在がどんなパフォーマンスを見せるか注目だ。
