日本代表MF久保建英が、現在のコンディションやドイツ戦に向けた思いを語っている。8日の代表合宿中に取材に応じた。
今季、レアル・ソシエダで2年目を迎える久保は、シーズンのスタートから絶好調。開幕戦のジローナ戦でゴールを奪うと、第4節のグラナダ戦では2ゴールを挙げるなど、4試合で3ゴール、1アシストと見事なパフォーマンスを見せている。
この状況に久保自身も「(コンディションは)僕史上、過去最高じゃないですかね」と語りつつ、「体もすごいキレてますし、結果も出している。欲を言えば最初の4試合で勝ち点6しか取れなかったのは個人のところも含めて反省材料ですけど、それ以外は本当に文句ないんじゃないかなと思います」と手応えを口にした。
今回迎えるドイツとはカタールワールドカップでも対戦。当時、久保は先発出場を果たし、45分でお役御免となった。その時を振り返り久保は、「W杯だったので満足していますけど、さすがに親善試合であの戦い方は厳しいなと思う」と述べながら、今回の試合に向けた思いを明かした。
「アジア杯だったりを見据える上でも、前回のような戦い方ではダメだと思う。練習でトライしないことは試合で出ないのと一緒で、親善試合でトライできないことを試合ではトライできないと思うので、そういった意味でも結果的にどうなるかはわからないけど、ビビって引いちゃうというのは避けて、自分たちのプラン通りに試合を進められればいいなと思います」。
前回のドイツ戦を踏まえて、「日本の国民の皆さんの歴史的勝利という見方は間違っていないと思うし、選手の反応も歴史的勝利という反応だったので間違っていないと思います。だけど、サッカーはデータ化している部分もあるし、データの中でも同じ目線で戦えるようになればいい」と語った久保。再び相対する相手にどれだけのパフォーマンスを見せることができるか。ドイツ戦は今後に向けて大事な一戦となる。
