日本代表を率いる森保一監督が、カナダ代表戦に向けた前日会見に出席した。
日本は10月13日、「MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023」でカナダ代表との対戦を予定。10月17日のキリンチャレンジカップ2023のチュニジア代表戦も含め、今回の活動は11月にスタートする2026年ワールドカップ(W杯)アジア2次予選に向けた重要な連戦となる。
しかし、注目が集まった招集メンバーには南野拓実がカタールW杯以来の復帰となった一方で、常連の堂安律や鎌田大地が選外に。また、三笘薫も引き続き名を連ねていたが、コンディション不良によって辞退する運びとなった。
前日会見で三笘の不在について問われた森保監督は、「もちろん彼がこのメンバーにいることは当然で、彼の活躍はチームとして、サポーター、国民の皆さんも期待されていると思います」とその重要度を強調したうえで、アクシデントは起き得るものだと説明している。
「期待はもちろんですがケガや出場停止、必ず招集できるとは限らないと考えておかないといけないと思います。そういう意味では今回招集できない選手、まだまだ日本には良い選手がいるということと全体の経験値を挙げる、レベルアップをするためには良い機会だと思います」
そのうえで、左サイドを主戦場とする三笘の代役には、スタッド・ランスで主力の座をつかんでいる中村敬斗を指名した。
「三笘のポジションは、コンディション不良の選手でもポジション的にはウインガーがほとんど招集できなかったり離脱になってしまったりという中で、中村敬斗がまずは候補かなと思っています。ただいつもお話させていただいているように、今日を見てから決めたいですが、候補としては敬斗かなと思います」
現在23歳の中村は今年3月に代表デビューを飾り、6月のエルサルバドル代表戦で初ゴールをマーク。そして、9月のトルコ代表戦では初先発となり、2得点を記録した。猛アピールが続く中で、三笘が不在の連戦でどのようなパフォーマンスを発揮することができるのだろうか。
