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W杯に向けたラストスパート! サッカー日本代表9月シリーズ招集30名のポジションを整理…本大会登録枠は26名

 9月のキリンチャレンジカップ2022の2試合は、日本代表にとってカタール・ワールドカップ(W杯)に向けた極めて重要な強化試合となる。【取材・文=上村迪助(GOAL編集部)】

■板倉、浅野、大迫の状況も注視

20220915_Itakura(C)Getty images

 15日に日本サッカー協会(JFA)より発表された、キリンチャレンジカップの招集メンバー。23日のアメリカ代表戦、27日のエクアドル代表戦に向けて、30名が招集された。

 W杯直前の11月17日にカナダ代表との国際親善試合が組まれることとなったが、これは本大会グループ初戦のドイツ代表戦が同23日に行われるというスケジュールが決定してから計画したもの。

 反町康治技術委員長は、9月の活動から間が空いて本大会に突入する場合は、コンディション面などさまざまな不測の事態に直面する可能性があるため、カナダ戦は最終確認としての意義が大きいと説明した。

 欧州各国のリーグが開催中の11月に開幕を迎えるということで、従来の夏開催時のように直前に長期合宿を組むことができないカタール大会。やはり“本番仕様”のチームを作るうえで今回の9月の活動が肝となることは明らかだ。

 そのため、9月活動には本大会登録人数の26名が招集されるという予想もあったが、実際には30人が招集。4名が必ず本大会から漏れることになり、さらに負傷により呼ばれなかった板倉滉、浅野拓磨、大迫勇也が順調に回復して選考をくぐり抜ければ、今回の30名中計7名が外れる可能性も現時点で考え得る。

■多彩な布陣が運用可能な陣容

20220915_Endo(C)Getty images

 とはいえ、森保一監督は今回の30名招集に際して「大枠で活動したうえでW杯に向かっていく方が共有の幅もより増えて厚みも出てW杯に向かっていける」と発言。これまでも多くの選手を試してきた森保監督は代表の基準やチームとしての戦い方を浸透させることを重要視すると強調しており、今回もその狙いは含まれている。

 大会を強く意識して活動する今回のシリーズで“本番仕様”の基準を浸透させ、実際の登録選手はその時のコンディションを踏まえてチョイスしていくという考え方だろう。もちろん、森保監督は今回のメンバーを中心に選考すると明言した一方で、呼ばれていない選手のリサーチも続行していくと口にしていた。

 しかし、今回のメンバーが本大会の大部分を占めることは間違いなく、そうなれば不安要素はアンカーのポジションだ。これまで日本がベースとしてきた4-3-3では遠藤航が圧倒的なパフォーマンスを披露してきたが、完全なバックアッパーは存在せず。守田英正や田中碧、柴崎岳らもそれぞれタイプは違えどアンカーをこなすことができるが、その場合は遠藤の代役ではなくチーム方針からして別のオプションとなる。

 その他のポジションにおいても鎌田大地や久保建英はトップ下で猛威を振るう期待があり、前田大然も代表において2トップでテストされたことがある。ユーティリティ性の高い選手では旗手怜央や伊藤洋輝、冨安健洋らも挙がり、4-2-3-1や3-4-3、はたまた3-4-1-2も想定できる陣容だ。

 森保監督はこれまでも対戦相手によって試合の中で布陣を変え、同じ配置でも選手の特徴によって戦い方に変化をつけてきた。それらの延長線上かつ総仕上げの期間でもあるこの9月シリーズでは、より多彩な代表の姿が見られるかもしれない。

 W杯ベスト8以上という、日本史上最高成績の更新を目標に掲げてきた森保ジャパン。いよいよ突入する本大会に向けたラストスパートでは、確かな希望を抱かせる戦いに期待したい。

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