20230420_Okazaki_Huesca(C)Getty images

ウエスカに刻まれた岡崎慎司の存在…現所属の橋本拳人が明かす「スーパーで『オカ! 』って言われる」

ウエスカは4月20日、関西リーグ1部のFCバサラ兵庫との提携に関するオンライン会見を開催した。

シント=トロイデンに所属する元日本代表FW岡崎慎司が理事を務めるバサラ兵庫は、今年1月に同選手の古巣でもあるスペイン2部ウエスカとの協定を締結。3月28日から4月3日にかけて「SDHアカデミー ウエスカキャンプ」が行われ、兵庫県の子どもたちがウエスカで国際交流を経験した。

このプロジェクトに関わる岡崎は、会見で「自分たちも想像を超えるようなことができたら良いなと思って、その第一段階」としてキャンプが実施されたと説明。さらに、日本の子どもたちがスペインで貴重な経験を積むだけでなく「逆にスペインの人たちに日本を知ってもらって、ウエスカの人たちが素晴らしさを知ることで何かポジティブな変化が起きたらいいなと、それが恩返しになるかなと」という思いも抱えていることを明かした。

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また、今回の会見には現在ウエスカに所属しているMF橋本拳人も同席。ウエスカに加入してから、岡崎の偉大さを体感する機会もあったと語っている。

「スペインでプレーすることは小さい時からの夢で、その機会を与えてくれたウエスカに感謝したいと思います。来る前から岡崎選手の偉大さは知っていましたが、来てからチームやウエスカの人々に愛されているのを感じて、今もスーパーで『オカ! 』って言われることもありますし、本当にウエスカの歴史に刻まれた選手なんだなと思いました」

そんなウエスカについて、2019年から2021年にかけて在籍していた岡崎は、今もファンの一人として見守っていると口にする。

「本当に単純にファンとして、また昇格して自分自身が果たせなかった、1部で残留して1部で残り続けるクラブになってほしいと思っています。負けたら残念だし、勝つと嬉しい。(橋本)拳人が出るか出ないかも調べてるし、単純にファンとして応援しています」

ウエスカは2022-23シーズン、ラ・リーガ2部を36試合消化時点で12位と振るわず。現時点で昇格は難しい状況となっているが、日本との関係を深めるクラブは今後、どのように発展を遂げていくのだろうか。

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