日本代表MF原口元気が、オマーン戦に向けて闘志を燃やしている。13日のメディア対応で語った。
カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選も5試合を終えて折り返し。日本は16日にオマーンとのリターンマッチを敵地で予定している。
グループBの順位は、5試合終了時点で首位・サウジアラビア(勝ち点13)、2位・オーストラリア(勝ち点10)、3位・日本(勝ち点9)、4位・オマーン(勝ち点7)の並び。日本にとってオマーンは9月に行われた初戦で敗れた相手であり、3位以上をキープするためにも絶対に勝たなければならない相手だ。
直近2試合で4-3-3を採用して連勝を飾っている日本はオマーンに出鼻をくじかれたところから状況を好転させているが、一方で中盤の3枚に主にボランチの選手を配していることから攻撃面での物足りなさが生まれているとの指摘も。多くの選手が攻撃面で改善する必要性を口にしている。
所属クラブのウニオン・ベルリンで、中盤の選手としてアタッカーとしての役割を任せられている原口は、「4-3-3でやるなら僕には大きなチャンス。ウニオン・ベルリンでもプレーしていてポジション的にフィットする」とコメント。自身の中盤でのプレーへの自信も強調した。
「ウニオンで3枚でプレーしたりしていて、時間帯ではトップ下のようになったり。観てほしいですけどね、ウニオンでのプレーとかも。個人的には面白いプレーしていると思うんですけど、あまり日本の方とかは見たことがないと思うので、それがここで出せたら面白いかなと思います」
また、前回大会のロシアW杯に向けた最終予選ではキーマンの1人として躍動した原口。今回のカタールW杯に向けた最終予選ではファーストチョイスとなっていないが、オマーン戦を個人的にもターニングポイントにしたいと考えているようだ。
「正直、今でも(ロシアW杯時と)同じようなプレーができると思っています。自分のことはすごく自分が一番分かっていると思ってて、個人的にコンディションも気持ちもすごく良い状態です。なので、すごくワクワクしていて。結構キーポイントになる試合がサッカー人生であるんですよ、そういう試合をまたやりたいなと思っています、今。日本代表で久しぶりにやりたいなと。出られれば、個人的には状態が良いのでチャンスだと思っています」
ここまで得点数が「4」と、最下位・ベトナムと並んで最少得点数の日本。オマーンは初戦でも日本を深く研究して良さを殺しにかかったが、走力やエネルギー溢れるプレーを持ち味とする原口は、チームを奮起させることができるのだろうか。
