日本代表は2日、キリンチャレンジカップ2002でパラグアイ代表と対戦した。
カタール・ワールドカップ(W杯)出場権をつかみ、本大会でドイツ代表やスペイン代表との同居が決定してから初の試合に臨む日本。6月にはキリンチャレンジカップ(vsパラグアイ、ブラジル)、キリンカップ(vsガーナ、チリorチュニジア)の強化試合4試合が組まれており、パラグアイ戦はその初戦となった。
6日に控えるブラジル戦にベストメンバーをぶつける意思を明確にしていた森保一監督はパラグアイ戦で堂安律や三笘薫、浅野拓磨らこれまで先発機会の少なかった選手たちを3トップに選択。中盤もアンカーは遠藤航が務めるが、インサイドハーフには原口元気、鎌田大地とより攻撃的な選択肢が選ばれた。
ディフェンスラインでは主将の吉田麻也に加えて川崎フロンターレの山根視来、谷口彰悟、そしてシュトゥットガルトで頭角を現して初招集された伊藤洋輝が先発。ゴールキーパーにはシュミット・ダニエルが起用されている。
日本は5分に早速チャンスを作る。左サイド深い位置に入り込んだ伊藤が中央に折り返すと堂安が左足で合わせたがGKサンティアゴ・ロハスがセーブ。このプレーで得た右CKでも遠藤が右足でシュートを放ったが枠を外れた。
ボール保持で上回る日本はサイドアタックを中心に切り崩していく。11分にはボックス左に抜け出した三笘が持ち前の突破力でパラグアイDFを剥がしてマイナス方向にグラウンダーのクロス。しかし、鎌田が左足で合わせたシュートは左ポストに阻まれる。
パラグアイは2トップのデルリス・ゴンサレスやガブリエル・アバロスに当ててから攻撃をスタートしようとするが、遠藤らが出足の速い守備で良い状態に持ち込ませず。29分にはブラス・リベロスがボックス手前左から左足で強烈なシュートを繰り出したがGKシュミット・ダニエルが弾き出した。その直後のFKの場面でもオスカル・ロメロがゴール左下隅を狙うがここでもGKシュミット・ダニエルが阻んだ。
そして36分、ディフェンスラインからのボールを最前線で上手く落とした浅野が再び走り出すと原口が絶妙なスルーパス。抜け出した浅野がGKロハスの対応を見て冷静にボールを浮かせ、先制点を奪取した。
42分にもボックス手前右でボールを持った堂安が左足でピンポイントクロスを供給。飛び込んだ鎌田が頭で合わせて追加点を決め、2点をリードして折り返している。
日本は後半スタート時に3枚替え。浅野に代えて前田大然、遠藤に代えて板倉滉、吉田に代えて中山雄太を送り出す。前田と板倉は交代選手と同様のポジションに入ったが中山は左サイドバックに入って伊藤がセンターバックに回った。
選手が入れ替わっても優勢を保つ日本だが59分に反撃を浴びる。ボックス手前右でボールを受けたゴンサレスが巧みなステップを踏むと谷口はチェックをかけ切れず。右足のミドルシュートを突き刺された。
それでも直後、アジア最終予選でも日本に希望をもたらした男が暗雲を振り払う。ボックス手前中央で上手くキープした原口がスルーパスを供給すると、ボックス左で巧みなトラップを見せた三笘が左足でネットを揺らした。2アシストを記録した原口は61分に拍手を受けながら田中碧と交代する。
日本の勢いは終盤に差し掛かっても衰えない。パラグアイ陣内中央付近でボールを持った堂安がスルーパスを送ると斜めに走り込んだ鎌田が倒されてPKを獲得。しかしキッカーを務めた堂安のシュートはGKロハスに弾かれ、走り込んだ山根も浮かしてしまい4点目とはいかない。71分、PKこそ止められたものの攻守に輝きを放った堂安に代えて久保建英が投入された。
80分には守備の混戦の中であわやオウンゴールというピンチもあったものの枠を外れて難を逃れる。一方で鎌田の突破から前田にも決定機が訪れたがこちらも枠を捉えず。
終盤に三笘に代えて古橋亨梧を投入するなど前線の圧力を保つと85分にはボックス手前中央の田中のミドルシュートが炸裂。日本がリードを3点に広げて試合を終えている。
日本は今後、6日に国立競技場でのキリンチャレンジカップで“サッカー王国”ブラジルと対戦する。
■試合結果
日本代表 4-1 パラグアイ代表
■得点者
日本:浅野拓磨(36分)、鎌田大地(42分)、三笘薫(60分)、田中碧(85分)
パラグアイ:デルリス・ゴンサレス(59分)
