第101回全国高校サッカー選手権大会の準決勝が7日に行われ、東山(京都)と大津(熊本)が対戦した。
日体大柏(千葉)をPK戦の末に撃破した東山と、同じく前橋育英(群馬)とPK戦までもつれ込んで競り勝った大津による一戦。大津は2大会連続、東山は初の決勝進出を目指して臨んだ。
試合は開始から東山が主導権を握って攻め込んでいくが、大津は反撃に出られない時間が続く中でも耐え続ける。すると39分、左サイド深い位置まで侵攻した香山太良が中央マイナス方向にグラウンダーのボールを折り返す。走り込んだ井伊虎太郎が右足で沈め、大津がワンチャンスをものにする。
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リードして試合を折り返すこととなった大津は、後半も東山が攻勢を保つ中で素早い攻撃からチャンスを増加させていく。それでも63分、東山ボールの右CKからクロスがクリアされたところをボックス左浅い位置の松橋啓太がトラップ。巧みなコントロールで大津DFをかわして狙いすましたシュートで同点弾を奪取した。
終盤にかけては運動量の落ちない大津が攻め込んでいくが東山も加点を許さず。そのまま1-1で後半を終えてPK戦に突入すると、4-2で上回った東山が決勝進出を果たした。
勝利した東山は、PK戦の末に神村学園(鹿児島)に競り勝った岡山学芸館(岡山)と9日の決勝で対戦予定。互いに初優勝を目指して臨む。
■試合結果
東山(京都) 1-1(PK:4-2) 大津(熊本)
■得点者
東山:松橋啓太(63分)
大津:井伊虎太郎(39分)
■決勝戦 対戦カード
・2023年1月9日(月)
14:04 岡山学芸館(岡山) vs 東山(京都)