GKの“戦術的タイムアウト”に関して、ルールが変更される可能性があるようだ。
現行のルールでは、フィールドプレイヤーが負傷した後にピッチ上で治療を受けた場合は、30秒間はピッチ外へ出る必要がある(特例を除く)。しかし、GKの場合はこのルールが適用されていない。すると、一部では試合の流れを止めるためや監督が指示を出すために“戦術的タイムアウト”としてGKの治療を行うケースが増加したと指摘されている。先日のマンチェスター・シティ対リーズでも、GKジャンルイジ・ドンナルンマが治療を受けたシーンが物議を醸すことに。ダニエル・ファルケ監督は「なぜ倒れたのかは全員わかっている」と批判の声を上げていた。
しかし、こうした現行のルールが変更される可能性があるようだ。イギリス『BBC』によると、10月に行われたIFAB(国際サッカー評議会)の会合では、プレーの流れを改善して中断を最小限に抑えるための様々な対策が話し合われた模様。GKの“戦術的タイムアウト”に関しても長い時間議論が交わされたという。
そして、GKの負傷が試合中に発生することも多いとの認識を共有しつつも、具体的な対策案が出されたとのこと。GKがピッチ上で治療を受ける場合、フィールドプレイヤーの負傷規定と整合性を取るためにも「チームは代わりに30秒間ピッチ外へ出す選手を指名しなければならない」という案が支持を集めたようだ。またその他にも、試合中断中に選手たちがピッチサイドに行くことを禁止する案も浮上したとのこと。この問題は、1月20日行われるIFABの年次総会でさらに議論される予定と伝えられている。
なお、『BBC』の番組に出演したイングランド代表OBダニー・マーフィー氏は、今回の案について「すぐに変更できると思う。GKが負傷した場合にGKがピッチ外に出るのではなく、フィールドプレイヤーの1人が出れば公平になる。これは小さな変化かもしれないが、大きな違いを生むと思うよ」と語った。




