明治安田J1リーグは15日に第29節が行われ、FC東京と東京ヴェルディが対戦した。
直近のリーグ戦4試合勝利なしで16位のFC東京と、3試合勝利なしで15位の東京V。1ポイント差の両チームが、味の素スタジアムでプライドをかけた東京ダービーに挑んだ。FC東京では長友佑都や長倉幹樹らが、東京Vでは染野唯月らがスタメンに入っている。
開始直後から良い位置で2度もFKを獲得するなど、序盤は東京Vのペースで試合が進んでいき、17分には齋藤功佑の強烈なミドルがバーを叩く。一方のFC東京は、15分付近から遠藤渓太が立て続けにチャンスを迎えた。その後は徐々にFC東京がボール保持の時間を増やしていくき、左サイドからのセットプレーを中心にゴールに迫っていく。
ダービーらしく激しい接触も随所に見られる中、互いにゴールを目指して攻め込んでいくものの、ネットを揺らすまでには至らないシーンが続くことに。前半はスコアレスで折り返した。
後半立ち上がりは、東京Vが48分に早速枠内シュートへ持ち込むと、FC東京もそのカウンターからチャンスを作るなど、激しい攻防が続く。東京Vは56分、セットプレーの流れから決定機を迎えたものの、押し込むことはできなかった。
すると60分、ついに試合が動く。GKのキックからマルセロ・ヒアンが後方へ落とすと、拾った長倉幹樹がGKの位置を見て冷静なループシュートを流し込んだ。ホームチームが大きなリード奪うことに成功する。
試合は終盤に近づくにつれてピッチの至る所で激しい接触が増加、ダービーはさらにヒートアップしていく。しかし、スコアはこれ以上動かず。1-0でFC東京が勝利を飾った。
この結果、FC東京は勝ち点を34まで伸ばすことに成功し、14位へと浮上した。一方で敗れた東京Vは、16位まで順位を落としている。
