第102回全日本サッカー選手権大会準々決勝が7日に各地で開催された。
明治安田生命J1リーグで17位に低迷するヴィッセル神戸と、同4位の鹿島アントラーズが激突した一戦は、一進一退の攻防で前半が推移。両チーム共にそれほどリスクを冒さず、クローズな展開となったこともあり、決定機らしい決定機がないまま0-0で試合を折り返す。
迎えた後半、神戸は48分にセットプレーからゴールエリア右に抜けた槙野智章が決定機を迎えるも、三竿健斗の好ブロックに遭う。すると62分、右からのクロスをゴールエリア左のアルトゥール・カイキが頭で折り返すと、正面で待ち構えていた鈴木優磨がヘディング弾を突き刺し、鹿島に先制点をもたらす。
その後、神戸の反撃を凌いだ鹿島がそのまま逃げ切りに成功。準優勝した2019シーズン以来となる3季ぶりの準決勝進出を決めた。
また、J1で15位のアビスパ福岡とJ2から勝ち上がっている甲府の一戦は、延長戦の末に甲府が勝利した。
試合は16分、ペナルティアークで宮崎純真から横パスを受けた三平和司がゴール左にシュートを流し込み、甲府が先手を取る。しかし、27分には福岡も反撃。ボックス左手前の森山公弥が左足でのミドルシュートでネットを揺らし、試合を振り出しに戻す。
迎えた後半、甲府は48分にゴール前の三平が右からのクロスにフリーで合わせるも、このヘディングシュートを枠に飛ばせずに決定機を逸する。その後も甲府が主導権を握って攻勢に出るも、勝ち越し弾を挙げることができずに90分が終了。勝負は延長戦にもつれ込む。
そして迎えた延長前半7分、最終ライン裏に抜け出した鳥海芳樹がゴール前でDFに倒されながらもすかさず起き上がってシュートを決めて、甲府が勝ち越し。その後、リスクを冒して攻めた福岡の攻撃を抑えきった甲府が北海道コンサドーレ札幌、サガン鳥栖に続けて3度目のJ1クラブ撃破。唯一J2組からベスト4入りし、鹿島が待つ準決勝に進出した。
そのほか、セレッソ大阪にアダム・タガート弾で先制されながらも終盤の柏好文と川村拓夢のゴールで逆転勝利したサンフレッチェ広島が4強入り。パウリーニョ2発の京都サンガF.C.は東京ヴェルディとの試合を2-1で制し、広島との準決勝に進出している。
