カタール・ワールドカップでチュニジア代表を下したオーストラリア代表。決勝点を挙げたFWミッチェル・デュークは、エースとして大舞台でも活躍を続けている。
26日にグループDの第2節でチュニジアと対戦したオーストラリア。負ければ敗退が決定するなど後がない状況で迎えた大一番だが、23分にデュークが巧みなヘッドを流し込んで先制に成功する。終盤は猛攻を浴びたものの、体を張った守備で守りきり、1-0で今大会初勝利を掴んでいる。
勝ち点3を稼ぎ、自力でのグループリーグ突破を手繰り寄せたオーストラリア。『Opta』によると、ワールドカップでの18試合目にして2度目のクリーンシートを達成(1974年大会のチリ戦以来)。また同大会での3勝目となったが、すべて異なる大陸(アジア、ヨーロッパ、アフリカ)から挙げており、これは大会タイ記録となったようだ。
そして決勝点を挙げた31歳FWデュークだが、オーストラリア代表での直近8試合で5ゴールをマーク(内4ゴールがヘディング)。まさにエースとして大舞台でチームを勝利に導いている。なおオーストラリアは、ワールドカップでの15ゴールの内9ゴールが30歳以上の選手のものになっており、これは同大会で2ゴール以上を奪っている国で最も高い割合(60%)となっているようだ。
大きな勝利を掴んだオーストラリアは、この後30日のグループリーグ最終節でデンマークと対戦する。