原口元気は “記録的短時間”で主力定着。シュトゥットガルト監督はコミュニケーション力を高く評価「大声出すわけではないが…」

Genki Haraguchi Stuttgart 02182023(C)Getty Images

今冬にシュトゥットガルトに加入したMF原口元気は早くもブルーノ・ラッバディア監督の信頼を勝ち取っているようだ。

原口は移籍市場の終盤にウニオン・ベルリンから遠藤航や伊藤洋輝が所属するシュトゥットガルトへ。加入直後のDFBポカール3回戦の2部パダーボルン戦に後半開始から出場すると、以降のリーグ戦3試合にもインサイドハーフで先発。直近のケルン戦では先制ゴールをアシストし、リーグ戦7試合ぶりの勝利に貢献した。

25日のブンデスリーガ第22節シャルケ戦に向けた記者会見で記者は「記録的短時間でここに溶け込んだ」原口について質問。ラバッディア監督に「すでに(クリス)フューリッヒやエンドウに次いで、最多のシュートチャンスを演出し、まるで10年前からここにいるようなプレーをしている。彼をどう評価するか」問いかけた。

すると同監督は冬にナウイロ・アーマダの売却を受け入れなければいけなかったことを示唆しつつ、代役探しについて「まずドイツの市場を見ると考え、ブンデスリーガを知る選手を求めた」と言及。「ゲンキは(ウニオンで)年明けから3試合のうち最初の2試合は90分間プレーしていた。確実には言えないが、3戦目でベンチスタートとなったのは移籍を許すサインだったのかもしれないね」と振り返り、こう語っている。

「我々にとって、彼を獲得できたのは幸運なこと。ブンデスリーガを知り、多くのほかの日本人選手のように良い姿勢を持つ上で、さらに試合勘もあったからだ。すぐにプレーできる選手が必要だった」

「初日から好感触を得ている。彼はコミュニケーションも結構とる。大声出すわけではないが、しっかり意見を言うし、チームメイトに『こうすれば良い』などとアドバイスもする。監督からの指示を(チームメイトに)伝えることもある。とにかくとてもポジティブな補強で、我々の状況ではほぼ最善の選択肢だったと言えるだろう」

▶【2022-23】ブンデスリーガLIVEアプリで全試合配信!7日間無料トライアルはこちらから登録