日本代表DF吉田麻也が所属するシャルケは新たな日本人選手をトップチームに迎えるようだ。クラブのペーター・クネーベル役員がセカンドチームの上月壮一郎とプロ契約を結ぶことを明言した。
今月22日に22歳の誕生日を迎えた上月は2019年に京都サンガF.C.のトップチームに昇格し、J2でのプレー経験を持つ元U-22日本代表のミッドフィールダー。今年1月にドイツ5部デュ―レンに渡り、夏からは4部シャルケIIでプレー。今季これまでリーグ戦14試合で8ゴール5アシストを記録するなど攻撃力を発揮すると、ここ最近トップチームのテストマッチ3戦でもそれぞれ1得点奪い結果を残していた。
そして、ドイツ紙『ビルト』でも「シャルケのカガワ(香川真司)」と注目される上月はこのままトップチームに昇格するようだ。クネーベル役員は『WAZ』で「(契約の)形態が変わるだけ。良いパフォーマンスを見せたのだからより良いコンディションとなる」と明かし、年明けのトルコ合宿へ帯同し、そのままトップチームに残る可能性は「非常に高い」とも続けていた。
なお、1年での1部復帰を果たしたシャルケは現在ブンデスリーガ最下位に位置。ワールドカップ中断期までの得点数も「13」とリーグワーストの同チームだが、上月は決定力不足の解消につながる活躍を見せられるのだろうか。
