■チーム得点の7割は新加入選手によるもの
今季のフライブルクは、何故加入したばかりの選手たちがこれほど得点を決めているのだろうか。その1人である28歳・オーストリア代表FWミヒャエル・グレゴリッチはドイツ誌『キッカー』で、新天地で「初めて経験した」ことを明かしている。
昨季ブレイクしたドイツ代表DFニコ・シュロッターベックをボルシア・ドルトムントへ失ったフライブルクは今夏、同クラブの下部組織育ちで2012年1月にプロデビューを果たした同国代表DFマティアス・ギンターのフリーでの再獲得に成功。さらに主な補強としてPSVから日本代表MF堂安律、2部ザンクト・パウリからガーナ代表MFダニエル=コフィ・チュレー、そしてアウクスブルクからFWエルメディン・デミロヴィッチとのトレードでグレゴリッチを迎え入れている。
チュレーこそプレシーズンでの負傷により出遅れたが、ほかの3人はブンデスリーガ第5節消化時点まですでにチームの得点源として活躍。リーグ戦ではグレゴリッチは3ゴール、堂安とギンターは2ゴールずつマークしており、チームがここまで挙げた10得点のうち7割を彼らが記録している。加えて、4-0で圧勝した開幕節アウクスブルク戦と同様、3-2で接戦を制した直近のレヴァークーゼン戦でもそれぞれ1得点ずつ決めている。
シュトライヒ監督の愛弟子であるギンターは、ユース時代やトップ昇格後には数年間現キャプテンのDFクリスティアン・ギュンターらとともにプレーしたとはいえ、8年間他クラブでプレー。2020-21シーズンはアルミニア・ビーレフェルトで過ごした堂安や、アウクスブルクのほかホッフェンハイムやハンブルガーSVなどでもプレーしたグレゴリッチはブンデスリーガでのプレーこそ経験しているものの、それでも新クラブに驚くほどスムーズに溶け込んでいる。
■「初めての経験」とは?
グレゴリッチは『キッカー』で、その要因とも捉えられるチームの特徴について言及。「新しい同僚たちは適応を助けてくれたか」との質問に、「本当にどのトレーニングも楽しみにしている」と返すと、「ここのような場所を経験したことがない。チーム内で友情が築かれ、仲間意識が深まる感覚は今まで代表チームからしか知らなかった。クラブではそういうのはなかったよ」と明かした。
「些細なことと思われるかもしれないが、ここではいつも15~20人が集まって一緒にコーヒーを飲んだりするんだ。僕は自分のことを自ら人々に接し、遠慮せずに何か尋ねたりするオープンなタイプだと思っている。でもここでは20人の選手が進んで質問に答えてくれて、面倒を見てくれる。キャプテンのクリスティアン・ギュンターであろうと、(ベルギー人若手の)ウーゴ・シケであろうと関係なくね。本当にクールなことだよ。そして、そういうところが、みんながみんなのために犠牲になってでも戦うピッチにも表れているのだと思う」
現在22年ぶりにリーグ首位に立ち、8日には9年ぶりのヨーロッパリーグ本選挑戦を控える同クラブだが、新加入選手にとって馴染みやすい雰囲気のチームのようだ。
<7日間無料トライアル実施中!>今週9/10(土) 吉田vs浅野!「シャルケ×ボーフム」『ブンデスリーガLIVEアプリ』全試合LIVE配信


