フランクフルト率いるオリヴァー・グラスナー監督は今後も長谷部誠の起用を続けるのだろうか。28日のウニオン・ベルリン戦後の記者会見で、現在使用する3バックについて言及した。
フランクフルトは長谷部誠が3バックの中央でプレーするフォーメーションで、直近のフライブルク戦、ウニオン戦と上位チームとの対戦に2連勝。ビルドアップに長けるベテランがプレーすることにより、チームのサッカーも大きく改善されていると、長谷部の圧倒的な影響力への称賛が相次いでいる。
その一方で、より高いデュエル勝率を誇るオーストリア代表DFマルティン・ヒンターエッガーは、負傷のためにフライブルク戦を欠場し、ウニオン戦はベンチ入りも起用されず。過去には長谷部を中央に置く3バックの左CBとして活躍したが、グラスナー監督の下では調子が上がらず、長谷部との同時起用が結果に結びついていなかったことも指摘される。
そして2-1での勝利を収めたウニオン戦後の会見で、現地メディアの記者がそのヒンターエッガーの起用法について質問。「彼はまだ状態が万全ではなかったのか? あるいはハセベ、トゥタ、エヴァン・ヌディカのDFラインを変えたくなかったのか? “贅沢な悩み“を抱えてしまったのか?」と問うと、グラスナー監督は「確かに練習では、アピールした5人の選手をベンチに座らせることすらできなかった」と認めて、このように続けた。
「マルティンは金曜日と土曜日の2日間しかトレーニングに参加していなかった。それが彼をスタートさせなかった理由の一つだ。もう一つは、今の3人が非常に上手くやっているため。その中でもビルドアップにおいて、常に前方へのプレーを意識するマコトは本当に素晴らしいものを見せてくれている。だからフォーメーションを変えないと決断した」
ヒンターエッガーと長谷部がともにプレーできる状態で、指揮官がどういう選択をするのかに注目が集まる。
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