クロアチア代表MFマルセロ・ブロゾヴィッチは、獲得に動くアル・ナスルにさらなる条件を求めているようだ。
2015年にインテルに加入し、これまで公式戦330試合に出場してきたブロゾヴィッチ。2020-21シーズンのセリエA制覇や今季のチャンピオンズリーグ決勝進出を支えてきた他、クロアチア代表としても87試合に出場し、2018年のワールドカップ準優勝など大舞台で大きな活躍を見せてきた。
そんな30歳MFだが、サウジアラビア行きに迫っていると複数メディアが報道。インテルとアル・ナスルが移籍金2300万ユーロ(約36億円)で合意し、選手は年俸2000万ユーロ(約31億円)の3年契約を結ぶことになると伝えられていた。
しかし、現在交渉はクールダウンしているという。移籍専門記者ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、ブロゾヴィッチは年俸3000万ユーロ(約47億円)の2年契約を要求。交渉自体は継続しているが、未だ状況は明確になっていないようだ。
同氏はまた、ブロゾヴィッチがアル・ナスルとの契約を躊躇する理由を分析。バルセロナの関心が重要な要因となっているという。バルセロナ側は獲得にゴーサインを出したが、未だ正式オファーを提出する準備ができておらず、現在も取り組んでいる状況のようだ。選手側は、スペイン王者の動きを考慮してアル・ナスルとの契約を遅らせていると指摘されている。
