元イングランド代表MFデイビッド・ベッカム氏が、失意の結果に終わった1998年のフランス・ワールドカップ(W杯)後の批判を振り返っている。
この大会でイングランド代表は決勝トーナメント進出を果たすも、ラウンド16ではアルゼンチン代表に敗れ、16強止まりとなった。この試合でベッカム氏はディエゴ・シメオネの執ようなマークに苦戦し、フラストレーションのあまり接触プレー後にシメオネを蹴る行為に及んだ。このワンシーンを受け主審はベッカム氏を退場処分に。イングランドが敗れたことから、ベッカム氏にはイングランド代表16強止まりの戦犯として非難が集中した。
ベッカム氏は『Mentally Healthy Football』キャンペーンの一環としてコメントを寄せ、当時のことを次のように振り返った。
「私は1998年、大きなミスを犯した。当時の批判は本当に残忍なものだったよ」
「幸運にもユナイテッドやチーム関係者は我々を守ってくれた。サポートシステムがあったからね。そして当時、まだソーシャルメディアがなかった時代だ。もしSNSがあったとしたら、恐ろしいことになっていたかもしれないね」
ベッカム氏は「今とは明らかに異なる時代だったし、自分で情報をコントロールする必要もあった。今、子どもたちに対して自身を守ること、誰かに話して情報を共有することの大切さを訴えたいよ。もしつらいこと、大変なことに巻き込まれたら、助けが必要だと声を上げることが重要なんだ」と続け、メンタルを保つこと、自身を守ることの大切さを訴えている。
右足の正確なキック、端正なマスクで一時代を築いたベッカム氏。だが1998年、フランスW杯での失態は本人にとっても悔やまれる行動だった模様だ。また、その時に巻き起こったメディアやファンからの批判は並々ならぬレベルにあったという。当時まだSNSが一般化していない時代。もし同様のことが現代で起こったら、22年前とは比べ物にならない影響力があるとベッカム氏は見ているようだ。
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