元ドイツ代表のバスティアン・シュバインシュタイガー氏が、カタール・ワールドカップ(W杯)でもグループステージ敗退に終わった自国代表を批判した。特にDF陣のレベルに疑問を投げかけている。
日本との初戦を落とし、2戦目でスペインと引き分けたドイツは、最終節でコスタリカに4-2で勝利。それでも、日本がスペインに勝ったため、2018年のロシア大会に続き、2大会連続でのグループステージ敗退が決定した。
ドイツ『ARD』でコメンテーターを務めるシュバインシュタイガー氏はコスタリカ戦後、「失望し、少しショックを受けている」とコメント。「もちろん数多くのチャンスをつくり出せていたが、今日の試合に関しては落ち着きがまったくなかった。他のスコアに頼らざるを得ないと、希望通りにならないこともあるのは当然。だが、代表チームのパフォーマンスを総合的に見ても不十分だった。だから敗退したんだ」と分析した。
「35分、マヌエル・ノイアーが上手くセーブした(ケイシェル)フレルのチャンスで試合がガラッと変わった。そこからコスタリカはドイツに勝つ可能性を信じ始めたんだ。日本戦に似た状況だったと思う。そこでプレーを落ち着かせ、試合をコントロールすることができず、相手に自信を与えたことに、私はがっかりしている」
「無数のチャンスをつくり出し、スタッツも良かったもしれない。ただ、根本的な問題は、我々は相手を何度も試合に戻らせているところにある。相手はそれを利用し、ゴールを奪い、我々のピンチを招いている。この試合のスタッツもそうだが、日本戦でポゼッションが78%だったとかなんて最終的にはどうでもいいことだ。相手を試合から取り除かなければいけない。2試合でリードを奪ったかもしれないが、2回とも逆転された。絶対に起きてはいけないことだし、それこそ教訓にすべきだ」
「特に日本やコスタリカのような相手では、主導権を握ることを求めなければいけない。もちろん相手が攻撃することもあるが、1-2のビハインドを追うような展開になってはいけない。自分たちでこの状況を招いた。W杯の初戦を落とせば、プレッシャーが圧し掛かってくることになる。大会へのスタートが悪いと、それが決定的になり得るということだ」
トーマス・ミュラーが試合後、代表引退を示唆したことを受け、「リーダーを育てなければいけない」とも求めるシュバインシュタイガー氏だが、特にDFのレベルに苦言。司会者に「DF陣はクオリティが不足していると思うか?」と問われると、「100%そう思う。我々には高いレベルでプレーするDFは1人しかいない。アントニオ・リュディガーだ。ほかは平凡なブンデスリーガ級だ。再び良い大会を過ごしたいのなら、しっかりしたDFラインが必要になる」と強調した。
