バイエルン・ミュンヘンからモナコへレンタル中のGKアレクサンダー・ニューベルは所属元のGKコーチであるトニ・タパロヴィッチ氏と「コンタクトはあまりなかった」と指摘。ドイツ『ZDF』のスポーツ番組で明かした。
バイエルンはドイツ代表GKマヌエル・ノイアーがカタール・ワールドカップ敗退後の休暇中に下腿部を骨折し今季絶望に。ニューベルのレンタルの打ち切りはモナコの合意を得られなかったため、実現せず。結局リーグ再開直前にボルシア・メンヒェングラットバッハから34歳のスイス代表GKヤン・ゾマーの獲得に至った。
番組に登場した26歳のニューベルは後半戦も今夏までの2年レンタルで加わっているモナコで過ごすことについてコメント。「アスリートとしてはどこまで行けるか確かめたい」と語る上で、正守護神として実戦をプレーしている状況に「トレーニングとは違うふうに成長できるものだ」と手応えを掴んでいる様子で語った。
また、ニューベルはバイエルンへの復帰に関しては「もちろん夏には、何が一番有意義なのか話し合うことになる」と認めつつ、「出場することがどれほど大切なのか理解し、これからはもうそれを欠かすことはできないね」と控えGKとしての復帰は考えられない模様。そして、バイエルンのGKコーチとの関係について「コンタクトはあまりなかった。以前は普通の関係だったけどね。時々状況や調子はどうとか、もう少し情報交換しても良いかなと思うけど、そいうのはなかった」と明かしている。
バイエルンは2011年にノイアーをシャルケから獲得した際、その親友でもあるタパロヴィッチ氏をGKコーチとして雇用。2020年に同じくシャルケからバイエルンへ渡ったニューベルは「もちろん、2人は仲が良い。でも最終的にはGKコーチはGKを可能な限りベストな形で指導し、試合へ準備させることが大事だ」と続けた。
なおバイエルン強化担当のハサン・サリハミジッチ役員はその発言を受け、『ビルト』で「その通りだ。そうであるべきだった」とニューベルに同意。「これについて内部で話し合う予定だ」とも付け足している。




