パリ・サンジェルマン(PSG)DFアクラフ・ハキミが、古巣レアル・マドリーとの対戦に向けて意気込みを表している。
8歳の頃にマドリーの下部組織に加わり、それからBチームまで駆け上がったアクラフ。トップチームの試合にも時折出場することはあったが、DFダニ・カルバハルという大きな壁が立ちはだかったこともあって2018〜20年にレンタルでボルシア・ドルトムントに移籍し、2020年にはインテルに完全移籍。そして昨夏の市場でPSG加入を果たしている。
アクラフは15日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグ、ホームでのマドリー戦を前にスペイン『マルカ』とのインタビューに応じ、古巣との対戦する心境について語っている。
「プレーすることに大きな価値がある試合だね。知られている通り、マドリーは僕の心の中にあるクラブだ。自分を人間、選手として成長させてくれた。良い準備をして、この試合に臨みたいね」
その一方で、マドリー退団の理由について「自分が未熟だったからか、それともマドリーに信頼されていなかったからか?」と質問されたアクラフは、次のように返答した。
「その両方が少しずつ、という感じかな。マドリーがBチームからトップに上がってきた選手に賭けようとしないのは普通のことだ。まだ若手なわけだしね。でも、僕がドルトムントで素晴らしい2シーズンを過ごした後にも、マドリーは自分に賭けようとしなかった。インテルに移籍したときも、マドリーは買い戻しオプションを持っていたにもかかわらず、それを行使しなかったね。つまりマドリーは、ほかのクラブのように僕に賭けようとは思わなかったんだ」
「僕は満足しているよ。だって、自分に賭けてくれたクラブは間違いを犯さなかったと思えるからね」
Getty Imgesアクラフ、古巣レアル・マドリーとの対戦前に…「彼らは僕に賭けたくなかった。自分に賭けてくれたクラブは間違えなかったね」
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