AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は25日、東地区準決勝の全北現代モータース(韓国)vs浦和レッズが行われた。
日本での集中開催となっているACL東地区ノックアウトステージ、準決勝では浦和が埼玉スタジアム2002で全北と対戦。浦和がラウンド16、準々決勝で計9得点無失点と快勝したのに対し、全北が2試合連続で延長戦までを戦ったという状況でこの一戦を迎えた。
準優勝した2019年以来となる決勝進出、さらに最多3度目の優勝を目指す浦和は準々決勝からスタメンを変更せず。ダヴィド・モーベルグや松尾佑介、酒井宏樹らをスタートから送り出している。
浦和が優勢に進行する立ち上がりに全北は前線のグスタボにボールを当てて反撃に出ようとするが、8分にクロスに対して飛び込んでGK西川周作と交錯。グスタボは起き上がれない様子で一度スタッフに支えられてピッチから出たがすぐに復帰する。
スコアが動いたのは11分、右サイドでのスローインからボールを持ったモーベルグがスルーパスを供給。ボックス右に駆け込んだ酒井が中央にグラウンダーのボールを送ったところに松尾が合わせて先制点を奪取した。
リードした浦和がペースダウンしていくと全北がボール支配を高めていくが簡単には高い位置で持たせない。反対に31分にはボックス手前中央の伊藤敦樹が右足で鋭いミドルシュート。GKイ・ボムスに阻まれたものの怖さを見せていく。
なかなか浦和を慌てさせることができない全北は34分という早いタイミングで選手交代。キム・ジンギュに代えてマドウ・バロウと、攻撃のテコ入れを図る。すると38分には左サイドのバロウの突破から中央のソン・ミンギュにシュートを許したがアレクサンダー・ショルツがブロックする。
前半終盤にギアを上げてきた全北だったが浦和がしのぐ形でリードを守って折り返し。しかし後半早々にボックス内でボールを受けたソン・ミンギュを大畑歩夢が倒したとしてPKの笛が吹かれる。VARオンフィールドレビューでも覆らず、キッカーのペク・スンホに同点弾を沈められた。
再び攻勢に出ようとする浦和は59分、ボックス右でボールを持ったモーベルグが左足を振り抜くがブロックに遭いサイドネット。直後の右CKでも得点に繋がらない。浦和は63分に最初のカードで関根貴大に代えて大久保智明を送り出す。
それでも一進一退の攻防が続く中で浦和は79分に3枚替えを敢行し、小泉佳穂、松尾、大畑に代えて江坂任、キャスパー・ユンカー、明本考浩を同時投入。82分にはボックス左でボールを持ったユンカーが左足でシュートを浴びせたが枠を外れた。
後半終了間際にはユンカーを中心としながら幾度もビッグチャンスを迎える浦和だったがGKイ・ボムスの奮闘にも阻まれて紙一重で決め切れず。試合は1-1のまま延長戦に突入する。
延長戦ではボールを動かして崩しを図る浦和に対して全北がカウンターを狙うという構図が続く。しかし116分、全北ボールの左CKでショートコーナーが選択されたところからイ・スンギのクロスに反応したハン・ギョウォンにニアで合わされて逆転弾を奪われた。それでも延長終了間際の120分にユンカーが味方のシュートのこぼれ球を押し込んで再び同点に。そのまま延長戦を終えて勝負はPK戦に委ねられる。
そして、PK戦では全北の1人目を務めたキム・ボギョンのシュートをGK西川がセーブ。浦和の1人目を務めたA・ショルツが成功させた一方、全北の2人目のイ・スンギのシュートもGK西川が止める。そのまま優勢を崩さなかった浦和が全北を上回り続け、最終的に3-1でPK戦を制した。
なお、決勝戦は2023年2月にホーム&アウェー方式で開催され、19日に西地区、26日に東地区で行われる。西地区では2023年2月にラウンド16からのノックアウトステージが行われるため、浦和の対戦相手は現時点で未定だ。
■試合結果
全北現代モータース 2-2(PK:1-3) 浦和レッズ
■得点者
全北:ペク・スンホ(55分)、ハン・ギョウォン(116分)
浦和:松尾佑介(11分)、キャスパー・ユンカー(120分)


