Jリーグは11日、9月度の「明治安田生命Jリーグ Mastercard priceless japan 月間MVP」を発表した。J2の受賞者には松本山雅FCのMF工藤浩平が選ばれた。
松本は9月を4勝1敗で終え、現在5位。J1昇格プレーオフ圏内に位置しているが、自動昇格圏内となる2位まで6ポイント差とJ1復帰へ向けて上向き調子でいる。その中で工藤は、9月にチームが決めた6得点中、3ゴール・1アシストを記録。大車輪の活躍でチームの上位浮上に貢献している。
【明治安田生命 #J2 Mastercard priceless japan 月間MVP】
— DAZN ダ・ゾーン (@DAZN_JPN) October 11, 2017
9月度は #松本山雅FC#工藤浩平 選手👏🏻
9月のチーム得点11得点中、3G1Aと活躍。味方を活かすプレーでチームの総合力を高め、スルーパスもJ2断トツの1位❗@yamagafcpic.twitter.com/cC3HcfRONn
Jリーグ選考委員会は工藤の受賞を「8位だった松本山雅FCが、第33節(9月16日)には4位に進出。チームの上がり調子を陰日向で支える工藤浩平選手に評価が集まり、9月の月間MVP受賞となった」とチームへの貢献度を評価。
さらに「攻撃では9月のチーム得点11得点の内、半分となる3ゴール1アシストと活躍。反町監督のサッカーを深く理解し、自身が得点できるだけでなく、味方を活かすプレーによってチームの総合力を高めた。スルーパス数は9月ではJ2で断トツ1位の活躍。成功率も高く、人を使うことができる選手が少ない中で、同選手は動く味方のタイミングを殺さずに活かすパスを出し、ゲームメイカーとして攻守にわたって活躍した点が高く評価された」とし、攻撃面で欠かせない選手となっている点も評価している。
MVPを受賞した工藤はJリーグを通じて喜びのコメントを発表している。
「9月の月間MVPに選出いただけたことをたいへん光栄に思います。仲間たちの力があってこそ自分が輝くことができるので、チームメイトに感謝したいです」とチームメイトへ感謝の言葉を述べるとともに、ファン・サポーターへの感謝の言葉も忘れなかった。
「そしてチームの状況が良いときも悪いときも、特に試合の苦しいときに熱く応援してくれるサポーターの皆さんにも感謝しています」
「8月の3試合はベンチに甘んじていましたが、チーム戦術の中で自分の力をどう出していくかというのを考えされたことが多く、『自分が出たらこうしてやろう』という気持ちを強くもって試合に臨みました。僕らには、常に上がいるので、勝ち続けることで上にプレッシャーを与えながら、最後は昇格してみんなで笑えるようにしたいです」と、J1昇格へ向けて意気込んでいる。
各月の明治安田生命J1・J2リーグにおいて最も活躍した選手を表彰する「明治安田生命JリーグMastercard priceless japan 月間MVP」の受賞選手には賞金として、J1は30万円、J2は20万円が授与される。
