アーセナルのウナイ・エメリ監督は、未勝利が続く状況を受けてブーイングを浴びせるサポーターの心情を察した。
23日に行われたプレミアリーグ第13節で、アーセナルはホームでサウサンプトンと対戦。リーグ戦4試合で勝利のないアーセナルは、下位サウサンプトン相手に是が非でも勝ち点3が欲しいが、8分に早くもリードを許す。しかし、アレクサンドル・ラカゼットが18分に同点ゴールを奪うと、再び1点のビハインドで迎えた後半アディショナルタイムにもネットを揺らし、試合は2-2のドローで終わった。
辛うじて敗戦は免れたものの、リーグ戦ではこれで5試合、公式戦では6試合勝利なしとなったアーセナル。耐えかねたサポーターは、試合終了後に激しいブーイングを浴びせるなど不甲斐ないチームへの不満をあらわにしていた。
試合後のブーイングについて『スカイスポーツ』で問われたエメリ監督は、「チームと私に彼らがどのような感情を抱いているか理解している」と自身の責任を認め、チームを立て直すために全力を尽くしたいと誓った。
「チームを立て直すため、我々は良くなれると証明するため、私は一生懸命働くつもりだ。今日、ファンは助けてくれたが、我々には戦う力があるということを示すだけのパフォーマンスを彼らに返すことができなかった」
「それに、自信を取り戻す必要もある。1つの良い結果が良いパフォーマンスができるだけの自信を与えてくれるはずだ。後半初めからは今シーズンで最高の20分だった。だが、我々は上回っていたものの、ゴールを許してしまった。最後にドローにはできたが、十分とは言えない」
今シーズン、リーグ戦では13試合を消化して4勝のみと波に乗れないアーセナル。先日には宿敵トッテナムがマウリシオ・ポチェッティーノ前監督を解任したが、進退が頻繁に話題に上るエメリ監督にはどのような将来が待っているのだろうか。
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「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です
