19-20シーズンのフットボール界は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2020年3月より各国主要リーグが大規模な中断期間へと突入する事態となった。
フランス、ベルギーなどのリーグが打ち切りとなった一方で、ドイツ・ブンデスリーガは5月より再開。スペイン、イタリアも6月中からのリスタートを目指して動いている。再開を目指すリーグは6月になってもリーグ終了の見通しが立たないという前例のないシーズンとなったが、大きな懸念となっているのは今季限りで契約が切れる選手たちだ。
ヨーロッパ主要リーグの1シーズンは7月開始、翌年6月までが一つのサイクルとなっているため、選手たちの契約も6月30日までというケースがスタンダードになっている。
イタリア・エージェント協会会長のベッペ・ガッリ氏は『Radio Punto Nuovo』に対して「今季は確かに特殊な事情があった。だが契約が6月30日に切れる選手はその翌日よりチームから立ち去ることができる」との見解を示している。
「FIGC(イタリアサッカー連盟)は今季の継続に尽力しているが、選手たちの契約について強制力がないというのが実情だ。だから契約が今季限りで切れる選手、例えばナポリのホセ・カジェホンなんかは理論上、7月に入るとともにプレーを拒否してもおかしくない」
「我々代理人の立ち回りも難しい状況となっているし、契約期間を超過してのプレーは例がない。その点の詳細を詰めるためにFIGCにミーティングを申し入れたが、ここまでその返答は何もないんだ。おそらく、本来の期日を大きく超えてリーグを続けるということは、エージェント全員が疑問に思っていることだろう」
6月からセリエAが再開できたとして、今後通常シーズンのリーグ戦試合数を消化するためには残り13~14試合を短期間で実施する必要がある。7月中に終わるかどうかも難しいと見られる。
また、2020年6月に契約が切れる選手たちにとって、本来であれば6~7月はオフシーズンで新たな所属先を模索するタイミングとなる。新型コロナウイルス感染拡大により未曾有の事態となった今季のフットボール界だが、エージェントが懸念しているように、6月末をもってチーム帯同を拒否する選手が出てくるかもしれない。
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