■CL決勝T一回戦 バイエルン 5-0 ベシクタシュ
バイエルン:ミュラー(43分、66分)、コマン(52分)、レヴァンドフスキ(79分、88分)
ベシクタシュ:なし
チャンピオンズリーグは20日に決勝トーナメント1回戦ファーストレグが行われ、バイエルン・ミュンヘンとベシクタシュが対戦した。
ホームにトルコの強豪を迎えたバイエルンは、前の試合でベンチスタートにしていたレヴァンドフスキやミュラー、フンメルスら主力メンバーを軒並み先発起用。フルメンバーで試合に臨んだ。
立ち上がりからバイエルンが主導権を握り、ベシクタシュがカウンターを狙う展開となる。ホームチームは何度もゴールに迫っていく。
すると16分、ゴール前でパスミスを拾ったレヴァンドフスキを、ヴィダがスラディングで倒してしまう。これが決定阻止とみなされ、一発退場に。ベジクタシュは70分以上数的不利で戦うこととなった。
その後も、圧倒的にバイエルンが攻め立てる展開に。ビダルやフンメルスらが決定機を迎えるも、GKパブリシオがファインセーブを連発し、なかなかゴールを奪えない。逆にカウンターからクアレスマに決定機を許したバイエルンだが、ここはウルライヒのセーブで凌いだ。
冷や汗をかいたバイエルンだったが、43分についに先制。左サイドで何度も突破を見せていたコマンがグラウンダーのクロスを入れると、エリア内のアラバが触り、それをミュラーがGKの股を抜くシュートで押し込んだ。ドイツ代表FWらしい得点で、良い時間にリードを奪う。
先制直後、ハメス・ロドリゲスがロッベンと交代となるアクシデントがあったが、前半はホームチームの1点リードで折り返す。なお、バイエルンは前半だけで19本のシュートを放っている。
後半も主導権を握るバイエルンは、50分にエリア付近でレヴァンドフスキが倒されると、このFKをポーランド代表FWが直接狙う。これは惜しくもポストを叩いた。
しかし、その直後にリードを広げる。右サイドの崩しから、エリア内でレヴァンドフスキがボールを持つと中にグラウンダーのクロス。これを走り込んだコマンが冷静に沈めた。
止まらないバイエルンは、66分に3点目を奪う。右サイドのキミッヒのクロスから、絶妙なポジションをとっていたミュラーがワンタッチで合わせた。ドイツ王者は、ファーストレグでほぼ試合を決めてしまう。
79分には、フンメルスのシュートのこぼれ球をレヴァンドフスキが押し込み4点目。88分には、ミュラーのお膳立てからレヴァンドフスキが5点目を奪った。
グループリーグを首位で通過したベシクタシュを、5ゴールで粉砕している。
2012-13シーズンに3冠をもたらしたハインケス監督の下、それ以来5シーズンぶりの優勝へ向け、視界は良好のようだ。




