SC相模原に所属するGK川口能活が、19日に行われた明治安田生命J3リーグ第32節のFC東京U-23戦で、Jリーグ通算500試合出場を達成した。
現在42歳の川口は、1994年に横浜マリノス(現横浜F・マリノス)に加入。2001年にはイングランドのポーツマスへ移籍し、海外デビューし、2003年からはデンマークのノアシェランでプレー。2005年にジュビロ磐田に加入し、Jリーグ復帰を果たすと、その後FC岐阜に移籍し、2016年より相模原に所属している。500試合の内訳は、J1・421試合、J2・43試合、J3・36試合となっている。
日本代表としても3度のワールドカップメンバーに選出されるなど、輝かしい成績を残す川口は、通算500試合達成に「色んな人たちの力があって、この記録を達成できた。本当に感謝の気持ちしかないです」と周囲への感謝の言葉を惜しまなかった。
「ハードワークしてとにかくアピールすることを続けてきた」と、42歳になっても選手としての向上心が尽きない川口。「このままベンチに座っているのではなく、自分は諦めずにやりたかった。このままでは終わりたくない気持ちが一番強かったです。サブに居続けたらプレーヤーとして続けられないという危機感もあった。このまま自分がフェードアウトしたくない気持ちでやってきました」と並々ならぬ思いを述べた。
今後に向けては「まずは501試合目に出られるように。来季、現役を続けられるように」と現役続行の意思を見せた日本を代表する守護神は、「(シーズン)残り2試合、そこでしっかりとしたパフォーマンスを見せて、まだ続けられることをアピールできるようにやっていきたい。本当に1試合1試合が勝負なので」と強い意気込みを語っていた。